そして僕は未来に生きることにした
どうも、初投稿になります。
知り合いがこのサイトで小説を書いているのを見て自分も書きたくなってしまいました。
ライトノベル調の小説にはあまり推理小説がないなと思い、推理小説を書くことにしたんですが、前置きが少し長くなりそうで事件が起こるのは少し先になりそうです。
興味ある方は是非見ていってくださいね。酷評、好評も随時募集しています。ここが変だ!とかここが矛盾だ!といった事を言ってもらえると作者はドMなので喜びます。嘘です。でも指摘があればしっかり直していきます。
それでは是非、宜しくお願いします!
1章「そして僕は未来に生きることにした」
目覚めは最悪だった。
気付いたら目の前には見覚えのない天井が広がっていて周りにはこれまた見たことのない機械の山が沢山のチューブを通して僕と繋がっていた。気持ち悪くて引っペがしたかったけれど、どうも身体が思うように動かない。
そもそもここは何処だ?僕はなんでこんな状態で仰向けになっているんだ? なにもかも分からない。
すると、混乱する僕と同じくらい慌てた医師たちが部屋に駆け足で入ってきた。彼らは僕の意識が戻ったと知って僕一人をそっちのけに喜びだすものだから、こっちの混乱は増すばかりだ。
暫くして身体のあちこちに付いていた医療器具(だと思う。これが仮に実験器具だとしたらぞっとするな)が一部を除いて外されると、ようやく医師の一人は僕に喋ることは出来るかと聴いてきた。もちろんですと答えるや否や、医師たちはまた大喜びしだすものだから、なんか馬鹿にされた気分になって腹が立ってきたけど、彼らが本気で喜んでいるのは分かるから、まぁ許すことにしよう。そんなことより他に説明して欲しいことが多過ぎる。兎に角、色々説明してもらおうと僕は医師たちに質問した。
一体何ですか、と。
結果から言って、どうやら僕は10年ほど眠っていたらしい。いや、唐突過ぎて訳がわからないと思ってるだろうけど…うん、僕も訳がわからなかった。
僕は10年前に大きな事故にあったらしくて、その頃ようやく実践導入されたコールドスリープ技術でもって、僕の傷を治せる時代まで東京の病院で仮死状態で保存されていたらしい。でもその10年前の事故というのを、僕はどうも思い出せないでいた。きっと記憶障害で事故前後のことを思い出せないでいるのだろうけど、次第に思い出すと医者も言っていたしそんなに心配してないけど、いまいちしっくりこないというのはあった。
とはいえ他のことは覚えている。名前は寺崎景虎、都会生まれで都会育ち、歳は18(だった。ということは今僕は28なのか…実感が湧かないな)、モットーは広く浅く、友達は少なくはない…はず。…少なくないよな?まぁそれ以外のことはこれから少しずつ紹介するとして、今はとにかく忙しくて仕方ない。
意識が戻ってから、沢山の人が僕の元にやって来た。今は京都で開業医をしている両親、高校時代の友達、10年前からやって来た僕を我先に取り上げようとするマスコミ達
そしてもう一人、何故か10年経ったこの未来においてもその容姿も精神も変わっていない僕の彼女、時雨遥。彼女と再開したことで、僕の止まっていた時は少しずつ動き出した。
良くも悪くもね。
いかがだったでしょう?
まぁまだ何も始まってませんけどもね…
取り敢えず、あと2話くらいはこんな感じになりそうです。何分少し分かりづらい設定にしたので説明することが多いです。小説の進め方としては、主人公視点で、主人公が読者に語りかける形の少しメタい感じにしました。どうでしょう?
感想を書いていただけるとすごく嬉しいです。正座しながら読みます。是非是非書いていってください。