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短編集

ある愛のカタチ

大切な人達が争っていたら、当然止めるべきだろう。

そして弱っている方を庇って、攻撃せんとする方に止めるよう説得するのも当然だろう。

なのに何故なのだろう。

どうして彼女は自殺しようとしたのだろう。

病室の未だ目を開けない彼女の顔を眺める。

傷はなくなった。いつでも起きるはずだ。それなのに起きてこない。

「何故なんだ……愛華。」

応える人は、いない。


愛華と会ったのは、一か月前。事件の起きるつい二週間前のことだ。

違う学校ではあるが方向は一緒だったのでそれまでも顔は見知ってはいたが、あの出来事がなかったらきっと関わり合うことなんてなかっただろう。

出来事と言っても俺が落とした財布を彼女が届けてくれただけのことだが。

見知っていた事もあって軽く話しかけたのだが、どうやらあまり人と関わることが得意ではないのか彼女は二言程呟いて真っ赤な顔で立ち去ってしまった。

しかしそれ以降彼女は俺に話しかけてくるようになった。

他愛もない話だ。

それでも…気のせいでなければ明らかに好意を持って話しかけてくる彼女に、いつしかこちらも惹かれていた。現金な話だがそれなりに可愛かったというのも少なからずある。

流石に会って間もない人間に告白する度胸も状況もなかったのでそのまま会ったら話す程度の仲だった。

もう少し仲良くなったら。

そう思っていた矢先だった。

夕方の屋上。

何かに導かれるように行った先で、再婚した義父の連れ子だった義妹と彼女が何か争っていた。

大量の脂汗を掻いて荒く息を吐きながら地面に座り込む義妹とそれを視線だけで殺しそうな目で見る愛華。義妹に一歩足を踏み出した愛華から義妹を庇った。

俺が言ったのは止めるんだ、という言葉だけ。

それなのに彼女は自分から柵を越えて屋上から身を投げ出した。

何故彼女が学校に来ていたのか。何故義妹と争っていたのか。

何一つわからない。

何かわかっているらしい義妹は何も教えてくれない。

ただ謝るだけで何も教えてくれない。

どうしてこうなったんだ。わからない。

早く起きてくれよ、俺は君に言いたいことがあるんだ。

リハビリに書いたはずなのに悪化確認取るだけになってしまった。

そんな話を読んでいただき本当にありがとうございます。

設定はある、だけど文章力がない。

読者様の想像力にお任せします。

ちなみに設定は糞なので読者様の脳内補完に任せるしか…うぅ。

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