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詩集

薔薇とバラ

作者: 立春

薔薇とバラ


言葉と知能は 役に立って

けれど 知らなかったことを失う


バラと言えば赤で

バラと言えば香で


けれど あなたのものじゃない

誰かに 与えられたもの


薔薇と言えば絨毯

薔薇と言えば墓

薔薇と言えば妖精


薔薇は夢を食べるのです

人の夢を食べて 恥じらい

だから 赤い色をして

その夢を取られたくないから

棘をもっているのです


薔薇は夢を見る

紅い綺麗な夢を見る

甘い香りの夢を見る


誰かへの贈り物でもなく

薔薇はバラのまま

そこで静かに待っている

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