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ニンジンがきらいなウサギ

ウサギの写真を見て、思ったことを書きました。

オレはウサギだ。

この小学校の飼育小屋で飼われている。

飼育小屋はなかなか広くて住み心地も良い。

子供たちは休み時間にオレのところにやってきて、掃除をしてくれる。

掃除のあとにはオレがお礼に子供たちの相手をしてやる。

オレはこの生活に何の文句もない。



いや、一つある。

エサだ。

子供たちはオレにニンジンを与える。

常識にとらわれるな。

全てのウサギがニンジン好きとは限らないだろう。

オレはニンジンという物体が大嫌いだ。

なぜ、あんなに固くて長い物体を食べなければいけない。

あんなものばかり食べてると便がオレンジ色になる。

アゴが痛くなる。

いいことなんてない。

オレは肉が食べたい。

いいじゃないか、肉が食べたくても。


あれは昨日のことだ……


オレは昼、気持ちよく寝ていた。

すると、子供たちがやって来たんだ。

「ウーちゃん。ニンジンだよ! はい、お食べ」

(オレは肉が食べたいんだよ!!)

「はい! ウーちゃん!!!」

子供はオレの口に無理やりニンジンを詰め込む。

(だから、肉だってば!)


そんなことを思っていても人間にオレの心はわからない。


でも、オレはこんな文句を言いながら暮らすのも悪くないと思っている。

コイツらが卒業するまでは我慢してやるかな。



こんなウサギもいると思います。

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