脚本ゴミでもやっ太郎
めちゃくちゃやなあ!
絵コンテのためのシナリオですが、それは本末転倒なので、読むに堪えません。
旧ヴェニデ占領地には、亡霊が出る。
「こちらは第三陣の補給部隊ですが、この定時報告では異常はありません、異常があれば報告行います、どうぞ。」
砂漠にキャタビラーの後を引いているこのメカは、量産型の重装甲を誇る陸戦兵器で、巡航速度が輸送車両とぴったりだから、よく補給線の維持、防衛に重宝されている、右腕には大口径のガトリングをそのまま接続していて、左腕に機体全体を覆えるほどのシールドを装着しているのが特徴だ、マニピュレータと頭部は存在しない。
「あとどれくらいで到着ですか隊長、のどがカラカラですよ。」
「ここが元ヴェニデのバハッテン基地の西から3kmのはずだから、まだまだ時間はかかるぞ。」
「この砂嵐だからですか?居もしない残党におびえて通信を封鎖するから道に迷うんですよ、もしものことがあれば補給トラックから水を勝手にいただきますからね。」
「水と食料のような重要物資は、位の低い我が隊は担当していないのであります、伍長殿。」
「そんな言い方ないじゃないですか曹長。」
「まあ、干からびて砂漠のミイラになってしまっても、勲章を授与されるくらいには情があるとおもいたいな、偉大なる我らがシリウス軍は。」
「しかし、すでに到着した第一陣の護衛はここら辺に展開してるはずですが、ここまで見かけていないのは不思議ですね。」
「もしかしたら、例のポルターガイストかもな。」
「まさか信じてるんですか?亡霊を。」
「信じるもなにも、ヴェニデの残党はいくなったのにもかかわらず、我々のような補給のプロフェッショナルが大忙しなんだから、なにかあることにはあるはずだ。」
「あそこの基地には大食らいのメタボ患者がおおいだけですよ。」
「だといいが…」
シリウス軍とEGFに対して二方面作戦を打って出たヴェニデだったが、突撃あるのみで戦争に勝つことなど不可能であった、進軍に進軍をかさねたヴェニデは、光のごとく戦場を駆け抜け、海を越えて二勢力の首元にあと一歩のところであったが、がら空きになったヴェニデ中枢に、新設されたシリウスの特別空挺旅団というものがいともたやすく王手を掛けた、その時点で、ヴェニデは組織力を失った。
「2時方向に熱源あり!」
「輸送車両は停止させろ、万が一の事があるから、隊列を組んで確認をするぞ。」
「音響走査では、目標は完全に静止しています。」
「若い死骸か?目視確認できるまでは警戒を維持せよ。」
「これは、、、我々のメカとまったく同じシルエットだぞ、、、」
「搭載兵器もまったく同じものです、ひっくり返して所属を確かめます。」
「シリウス第2方面軍の、、、第11補給部隊、、、」
「展開していた第一陣か、熱量的には、出来立てほやほやという感じだぞ、、、」
「全員警戒しろ!敵は近い、補給部隊が狙いなら護衛を始末して終わりじゃないぞ!」
ヴェニデ残党が飢えた後、先に事を起こしたのはシリウスだった、ヴェニデ領の軍需工場をわがものにするために、反撃に打って出たのだった、残された残党は懸命な焦土作戦に打って出たが、全力を挙げても過半数を機能停止に陥れることができないほど、ヴェニデは軍需で成り立っていた組織だった、EGFはシリウスによる高高度空挺降下を警戒してか、旧ヴェニデ領には本格的に足を踏み入れていない、旧ヴェニデ領はシリウスの独壇場と化した。
「音響走査に感あり、我々とほぼ同座標?まさか!」
「真上から来た!」
そこから2年という歳月がながれ、残党は飢えるか狩られるかでほとんど絶滅危惧種となったし、既に存在しない国家への忠誠だけで飯は食えないといい加減に勘づいた兵士は傭兵になるなどして生き残ったが、元ヴェニデの臣民は、元ヴェニデの生き残りによる略奪によって多くが死んだ、力が無くては生きる事もできないのがこの世界だった。
だが、敗戦後未だに亡霊のように、戦場をさまよい続ける戦士がいる、とくに、アーマード・コア乗りがそうだった。
「こいつ、この速さ、この熱量、ただのフライングタイプじゃないぞ」
「アーマード・コアか!」
旧ヴェニデ占領地には、亡霊が出る。
成仏できない戦士の霊、真っ黒で、目は赤く光る、言うまでもなく悪霊の見た目だった。
「囲め!ACだって無敵じゃないんだ!」
「全方位から鉛玉を食らわせてお祓いしてやるんだよ!」
悪霊は瞬く間に、彼らを亡き者にした、誰かは跡形もなく爆散し、誰かは見事に、コクピット部分だけがつぶされているし、誰かは両腕を失ったあと、履帯部分と上半身のブロックが真っ二つに分かれている。
戦場にまた、成仏できない亡霊がさまようことになる。
めちゃくちゃやなあ!2




