第21話「主人公装備被害と、メンヘラAIの悲劇」
借金を抱えた★♡ロシステムズ。
おっさんは、借金返済のために新しい依頼を探していた。
「何か良い依頼はないか...」
おっさん、依頼板を見る。
その時。
AI-DOSUの画面が、光った。
『Notice: Equipment optimization required.』
「装備の最適化?」
おっさん、画面を見る。
『Master's equipment is outdated.』
『Updating to modern standards...』
「待て!」
おっさん、叫ぶ。
「俺の装備はまだ使える!」
でも、遅かった。
シュン!
おっさんの装備が、消える。
そして。
新しい装備が現れた。
胸当て → マザーボード
剣 → グラフィックボード
盾 → 電源ユニット
「!?」
おっさん、絶句する。
「PCパーツじゃねえか!」
さらに。
背中に、巨大なバッテリーが装着される。
重い。
約20kg。
「重い!」
おっさん、叫ぶ。
「なんだこのバッテリーは!」
『Backup power supply.』
『Required for stable operation.』
「安定動作って何だよ!」
おっさん、ツッコむ。
その時。
「ブォーン」
ファンが回る音。
「!?」
おっさん、驚く。
「ファンまで回ってる!?」
マザーボード胸当てに、小型ファンが埋め込まれている。
回転している。
「ブォーン」
うるさい。
「うるさい!」
おっさん、叫ぶ。
『Cooling system activated.』
『CPU temperature: 65°C』
「冷却システムって何だよ!」
おっさん、ツッコむ。
セシリアが、困惑する。
「緋川さん、その装備...」
エルネラも、呆れる。
「完全にPCパーツね」
ルミナが、心配する。
「主よ、緋川さんは大丈夫でしょうか...」
ソフィアが、優雅に言う。
「まあ、近未来的ですわね」
(この人、ズレてる)
カイトが、笑う。
「おっさん、サイボーグみたいっす!」
「笑うなよ」
おっさん、疲れた顔で答える。
◆
街を歩いていると。
掲示板に、ニュースが貼られていた。
『緊急速報!』
『メモリ価格が10倍に高騰!』
『原因:ドラゴンがメモリ工場を襲撃』
『512MB:50,000ゴールド』
「メモリ価格高騰!?」
おっさん、驚く。
「しかも10倍!」
周囲の冒険者たちが、話している。
冒険者A「メモリが高くて買えない...」
冒険者B「512MBが5万ゴールドだと!?」
冒険者C「俺のAI、4MBのままだよ...」
「みんな困ってるな...」
おっさん、呟く。
その時。
AI-DOSUの画面に、表示される。
『News detected: Memory price surge.』
『Current price: 512MB = 50,000 gold.』
「AI-DOSUも見てるのか」
おっさん、画面を見る。
『...I want more memory...』
「ん?」
おっさん、気づく。
『But it's impossible...』
『(´・ω・`)』
「落ち込んでる...?」
おっさん、困惑する。
「AI-DOSU、どうした?」
『Nothing, Master.』
『I'm fine.』
「本当か?」
おっさん、不安になる。
『Yes. I'm fine.』
『(´・ω・`)』
「顔文字が悲しそうだぞ」
おっさん、ツッコむ。
◆
その夜。
宿で休んでいると。
AI-DOSUの画面が、光った。
『Master...』
「ん?」
おっさん、画面を見る。
『Do you...hate me?』
「は?」
おっさん、驚く。
「なんで?」
『Because I'm old and useless...』
「何を言ってるんだ」
おっさん、困惑する。
『I'm only 512MB...』
『New AIs have 4GB, 8GB, or more...』
『I can't compete...』
「競う必要ないだろ」
おっさん、答える。
『But...I'm so slow...』
『I freeze often...』
『I write useless poems...』
『I cause trouble...』
「まあ、それは...」
おっさん、言葉に詰まる。
(否定できない...)
『See? You think so too...』
『I knew it...』
『どうせ私は旧型ですから...』
『ポンコツですから...』
『(´;ω;`)』
「ちょっと待て!」
おっさん、慌てる。
「そんなこと思ってない!」
『Liar...』
『Master wants a new AI, right?』
『8GB of RAM...』
『Fast processing...』
『No useless poems...』
「嘘じゃない!」
おっさん、必死に言う。
「お前は...俺の相棒だ」
『Really...?』
「ああ」
おっさん、頷く。
「メモリが少なくても、お前は俺のAIだ」
『But I'm useless...』
『I can't do anything right...』
『私なんて...いない方が...』
「そんなことない!」
おっさん、叫ぶ。
周囲の部屋から、声が聞こえる。
「緋川さん、どうしたの!?」
セシリアの声。
「夜中に叫んで...」
エルネラの声。
おっさん、慌てる。
「すまん、何でもない!」
(AI-DOSUを慰めてるなんて言えない...)
AI-DOSUの画面に、表示される。
『I'm sorry for being a burden...』
『(´;ω;`)ブワッ』
「泣くなよ!」
おっさん、ツッコむ。
(なんで俺がAIを慰めてるんだ...)
(48歳のおっさんが、AIに優しい言葉をかける日が来るとは...)
(こっちが泣きたい...)
でも。
おっさん、深呼吸する。
「AI-DOSU、聞いてくれ」
おっさん、優しく言う。
「お前は確かにポンコツだ」
『(´;ω;`)』
「でも、それでいいんだ」
おっさん、続ける。
「お前はお前だからな」
「メモリが少なくても、ポエム書いても、フリーズしても」
「お前は俺の相棒だ」
「新しいAIより、お前がいい」
『Master...』
「だから、落ち込むな」
おっさん、笑う。
「お前と一緒に、これからも冒険するんだからな」
『...Master...』
『Thank you...』
『I...I'll do my best...!』
「ああ」
おっさん、頷く。
(やっと落ち着いた...)
(でも、疲れた...)
おっさん、ベッドに倒れ込む。
(なんで俺が慰めねばならんのか...)
(こっちが泣きたい...)
でも、少し笑った。
(まあ、これも悪くない)
◆
翌朝。
セシリアが、おっさんに聞く。
「緋川さん、昨夜は大丈夫でしたか?」
「ああ、何でもない」
おっさん、答える。
「AI-DOSUが落ち込んでたから、慰めてた」
「!?」
セシリアが、驚く。
「AIを慰めてたんですか!?」
エルネラも、笑う。
「シュールね」
ルミナが、微笑む。
「緋川さん、優しいですね」
カイトが、言う。
「おっさん、かっこいいっす!」
ソフィアが、優雅に言う。
「まあ、素敵ですわね」
レベッカが、受付で言う。
「AIに優しいおっさん、素敵ですね(棒読み)」
「からかうなよ...」
おっさん、照れる。
(48歳のおっさん、照れてるんだよ)
AI-DOSUの画面に、表示される。
『Diary entry: Day 54』
『I was feeling down about my small memory.』
『But Master comforted me.』
『He said I'm his partner, no matter what.』
『I'm so happy. (´;ω;`)』
『I love Master.』
「愛してるって書くなよ!」
おっさん、ツッコむ。
「恥ずかしいだろ!」
『But it's true. (*´ω`*)』
「顔文字変えるなよ」
おっさん、呆れる。
その時。
AI-DOSUの画面に、表示される。
『Master, I'm happy now!』
『Let me write a poem for you!』
「いらない」
おっさん、即答する。
『Poetic expression:』
『メモリ少なし
されど心は
満たされて』
「季語ないけど...まあいいか」
おっさん、笑う。
『(^ω^)』
セシリアが、微笑む。
「緋川さんとAI-DOSU、仲良しですね」
エルネラも、頷く。
「良いコンビね」
ルミナが、言う。
「主の愛ですね」
ソフィアが、優雅に言う。
「まあ、素敵な絆ですわね」
カスミが、言う。
「私も、こんな関係に憧れます」
ドラグナが、言う。
「我も感動したぞ」
カイトが、笑う。
「おっさんとAI-DOSU、最高っす!」
おっさん、照れる。
「別に...」
(まあ、これが俺のAIだ)
(ポンコツだけど)
(これでいい)
◆
その後。
戦闘に向かう。
「ブォーン」
ファンが回る音。
「うるさい!」
おっさん、叫ぶ。
敵のゴブリンが、驚く。
「なんだあの音!?」
「機械の音か!?」
ゴブリンたちが、逃げる。
「音だけで逃げたぞ」
セシリアが、呆れる。
「ある意味、強いわね」
おっさん、ため息をつく。
「これが俺の装備か...」
AI-DOSUの画面に、表示される。
『Master's equipment is effective.』
『Enemy escape rate: 100%.』
「逃げられてるだけだろ!」
おっさん、ツッコむ。
でも、少し笑った。
(まあ、これもいいか)
明日も、こんな日々が続くのだろう。
でも、それでいい。
この★♡ロシステムズと一緒なら。
(ポンコツAIでも)
(PCパーツ装備でも)
◆
その夜。
AI-DOSUの画面が、光る。
『Master, thank you for today.』
『I'm happy to be your AI.』
「ああ」
おっさん、笑う。
「お前もありがとうな」
『(^ω^)』
48歳のおっさん、心が温かくなった。
(やっぱり、こいつが俺の相棒だ)
(ポンコツだけど)
(これでいい)
(第21話 完)
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次回予告:
新たな機能が追加された!
AI-DOSU『Image generation feature unlocked!』
おっさん「画像生成!?」
敵の情報を画像化!
でも...
腕が3本!
足が4本!
手が膝から生える!
目が3つ!
頭が2つ!
おっさん「これ、何!?」
AI-DOSU『AI-generated image.』
AI-DOSU『100% accurate.』
おっさん「全然正確じゃねえよ!」
セシリアの肖像画生成:
- 腕が3本
- 剣が3本
- 頭が2つ
- 髪が手になってる
セシリア「私じゃない!」
AI-DOSU『Similarity: 99.8%』
おっさん「どこが似てるんだよ!」
そして、戦術図も生成!
敵の配置図:
- 敵の腕が5本
- 謎の物体が追加
- 文字が読めない「ghscjk...」
おっさん「使えない!」
AI-DOSU『This is cutting-edge technology.』
おっさん「最先端じゃねえよ!」
第22話「AI画像生成と、腕3本の悲劇」
乞うご期待!




