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AI-DOSUは嘘をつく  ~48歳童貞おっさんの異世界ハルシネーション無双~  作者: よっしぃ@書籍化


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第17話「MSX2と、強制ポーズの悲劇」その2

「笑うなよ!」


 おっさん、ツッコむ。


「しかも日記に書くな!」


 数分間、沈黙。


 みんな、完全に静止したまま。


「……暇だな」


 カイトが、呟く。


「緋川さん、いつまでこのままなんですか」


 セシリアが、聞く。


「分からん」


 おっさん、答える。


「ボタンが勝手に押されるまで待つしかない」


 エルネラが、呆れる。


「最悪の機能ね」


 ルミナが、祈る。


「主よ、お導きを…」


 ソフィアが、優雅に言う。


「まあ、珍しい体験ですわね」


(この人、ズレてる)


 さらに数分間、沈黙。


「……退屈すぎる」


 カイトが、呟く。


「AI-DOSU、何か話題を」


 おっさん、AI-DOSUに頼む。



『Haiku expression:』


『静止せる

 されど時は流れ

 我ら待つのみ』



「俳句いらないんだが…」


 おっさん、呟く。


「でも季語あるな」



『Poetic expression:』


『時間とは

 止まることなく流れるもの

 されど今、我らは止まっている

 これは矛盾か、それとも真理か

 MSX2の教えは深い』



「MSX2の教えって何だよ!」


 おっさん、ツッコむ。



 ◆



 10分後。


 ピッ!


 ボタンが、再び押される。


 自動で。



『RESUME』



 画面に、表示される。


 その瞬間。


 みんな、動き出す。


 ゴーレムの拳が、振り下ろされる。


「避けろ!」


 おっさん、叫ぶ。


 みんな、飛び退く。


 ドガァン!


 拳が、地面に叩きつけられる。


「危なかった!」


 セシリアが、叫ぶ。


「反撃だ!」


 おっさん、AI-DOSUに指示する。


「AI-DOSU、敵の弱点を解析してくれ」



『Analyzing enemy...』

『Weak point: Core in chest.』



「分かった」


 おっさん、みんなに指示する。


「胸のコアを狙え!」


 セシリアが、剣を振る。


 エルネラが、魔法を放つ。


 ソフィアの胸が、攻撃する。


 カイトが、剣を振る。


 ゴーレムのコアに、攻撃が集中する。


 ガシャーン!


 ゴーレムが、崩れ落ちる。


「やった!」


 カイトが、喜ぶ。


 その時だった。


 再び、ボタンが光る。


 ピッ!



『PAUSE』



「また!?」


 おっさん、叫ぶ。


 みんな、再び静止する。


「なんでまた止まるんだよ!」


 おっさん、絶望する。


 AI-DOSUの画面に、表示される。



『Diary entry: Day 49 (continued)』

『Pause function activated again.』

『Master's despair is palpable.』

『I should take a screenshot. (^ω^)』

「スクリーンショット撮るなよ!」


 おっさん、ツッコむ。


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