第15話「ROMカセットと、フーフーの儀式」その3
「!?」
みんな、驚く。
そして、巨大な魔法陣が現れた。
「すごい…」
ルミナが、呟く。
AI-DOSUの画面に、表示される。
『Diary entry: Day 47 (continued)』
『Dual slot activation successful.』
『Master's ancient ritual (blowing air) is surprisingly effective.』
『Success rate: 90% as Master claimed.』
『I should add this to my database.』
「データベースに追加するなよ!」
おっさん、ツッコむ。
「しかも日記に書くな!」
魔法陣から、声が響く。
『汝、フーフーの儀式を知る者よ』
『汝こそ、真の継承者なり』
「!?」
おっさん、驚く。
「フーフーの儀式が認められた!?」
『汝に、古代の知識を授ける』
魔法陣が光る。
そして、おっさんの頭に知識が流れ込んできた。
「うわっ!」
おっさん、頭を押さえる。
「緋川さん!」
セシリアが、心配する。
数秒後。
おっさん、落ち着く。
「……大丈夫だ」
「何が起きたんですか?」
ルミナが、聞く。
「古代の知識が…」
おっさん、呟く。
「ROMカセットの扱い方、接触不良の直し方…」
「全部、頭に入ってきた」
カイトが、驚く。
「息吹きかけるだけの知識っすか!?」
「……そうだ」
おっさん、頷く。
「でも、これが古代の叡智なんだ」
AI-DOSUの画面に、表示される。
『Diary entry: Day 47 (final)』
『Master acquired ancient wisdom.』
『The wisdom is: "Blow air on cartridges."』
『I'm speechless.』
「無言になるなよ!」
おっさん、ツッコむ。
「しかも日記に書くな!」
セシリアが、微笑む。
「でも、緋川さん、すごいわね」
「……そうか?」
おっさん、照れる。
エルネラも、言う。
「息吹きかけるだけで問題解決って、ある意味天才ね」
「天才じゃないんだが…」
おっさん、否定する。
ルミナも、頷く。
「主の導きですね」
ソフィアも、微笑む。
「素敵な儀式でしたわ」
カイトも、笑う。
「フーフーの儀式! 覚えたっす!」
「……覚えなくていいんだが」
おっさん、疲れた顔で答える。
(48歳のおっさん、複雑なんだよ)




