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AI-DOSUは嘘をつく  ~48歳童貞おっさんの異世界ハルシネーション無双~  作者: よっしぃ@書籍化


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第14話「無限ループと、パーティ名の悲劇」その4

AI-DOSUの画面に、表示される。



『Haiku expression:』


『レ●ロとは

 古きを愛でる

 心なり』



「今度は季語あるのか」


 おっさん、呟く。


「でも伏字入ってるし」



『Poetic expression:』


『★♡ロステムズ

 それは古き良き時代を

 今に繋ぐ者たち

 過去と未来の架け橋』



「ポエムにも伏字入れるなよ!」


 おっさん、ツッコむ。



『仕様です』



「仕様じゃねえよ!」


 おっさん、叫ぶ。


 レベッカが、言う。


「パーティ名登録、完了しました(棒読み)」


「ありがとうございます」


 おっさん、礼を言う。


「これで、『★♡ロステムズ』として活動できます(棒読み)」


「……はい」


 おっさん、頷く。


(伏字が気になるが…)


 その時、レベッカが少し笑った。


「良い名前ですね(棒読みじゃない)」


「伏字さえなければ(棒読み)」


「!?」


 おっさん、驚く。


(レベッカさん、棒読みじゃなかった…?)


(そして伏字にツッコんでる…?)


 レベッカが、すぐに無表情に戻る。


「では、次のお客様(棒読み)」


(やっぱり棒読みだ)


 おっさん、思う。


 でも、少し嬉しかった。



 ◆



 その夜。


 宿で休んでいると。


 AI-DOSUの画面が、光った。



『System analysis: Infinite loop resolved.』



「やっと解決したか」


 おっさん、呟く。



『Cause: Party name was undefined.』



「パーティ名が未定義だったからループしてたのか」


 おっさん、納得する。



『Haiku expression:』


『名を持つは

 存在の証

 我らここに在り』



「季語あるし、内容も良い」


 おっさん、呟く。


「でも『★♡ロステムズ』って表記はどうにかならないのか」



『Poetic expression:』


『★♡ロステムズ

 それは我らの誇り

 古きを愛し

 新しきを恐れず

 前に進む者たち』



「ポエムにまで伏字入れるなよ!」


 おっさん、ツッコむ。


「でも、内容は良いな」



『仕様です』



「仕様なのか」


 48歳のおっさん、複雑な気持ちだった。


 明日から、『★♡ロステムズ』として活動する。


 伏字は気になるが、まあいい。


 このカオスなパーティーと一緒なら。



 ◆



 翌日。


 ギルドに行くと。


 冒険者たちが、話している。


「新しいパーティーができたらしいぞ」


「『★♡ロステムズ』だって」


「なんで伏字なんだ?」


「AI-DOSUの仕様らしいぞ」


「ああ、あのポンコツAIか」


「でも、元の名前は『レトロシステムズ』らしいな」


「レトロって、懐かしい感じで良いよな」


「おっさんソードの人たちのパーティーか」


「伏字装備の人たちだな」


「パーティ名まで伏字になったのか」


 おっさん、少し恥ずかしい。


(有名になってしまったな)


(しかも伏字パーティーとして…)


 セシリアが、微笑む。


「みんな、私たちのパーティーに興味を持ってくれてるみたいね」


「……そうだな」


 おっさん、頷く。


(複雑だが)


 エルネラも、言う。


「『★♡ロステムズ』、まあ悪くないわよね」


「伏字さえなければ完璧なのに」


 ルミナも、頷く。


「はい」


「元の名前は素敵ですね」


 ソフィアも、微笑む。


「素敵ですわね」


「伏字も謎めいていて良いですわ」


(この人、やっぱりズレてる)


 カイトも、笑う。


「★♡ロステムズ!」


「シュールで最高っすね!」


 おっさん、少し照れる。


「……ああ」


(48歳のおっさん、複雑なんだよ)


 AI-DOSUの画面に、表示される。



『Welcome to the adventure, ★♡ロステムズ.』



「……ありがとうな、AI-DOSU」


 おっさん、呟く。


「でも伏字は外してくれ」



『Haiku expression:』


『新たなる

 旅立ちの時

 レ●ロと共に』



「俳句にまで伏字入れるなよ!」


 おっさん、ツッコむ。


「でも、季語あるし、良い感じだな」



『仕様です』



「仕様なのか」


 48歳のおっさん、諦めた。


『★♡ロステムズ』の冒険は、続くのであった。



(第14話 完)



 ---


 次回予告:


 新たな依頼!


『古代遺跡の探索』


 そこには、謎のスロットが!


 カイト「四角い穴が2つ…?」

 おっさん「震えが止まらん。これは『ダブルスロット』だ」


 そして、ROMカセット発見!


 おっさん「伝説の聖遺物(ROMカセット)を差し込むことで、奇跡が起きる」


 でも、反応しない!


 カイト「動かないっすよ!」

 おっさん「……素人が。これだから『光学メディア世代』は困る」


 おっさんが執行する、伝説の儀式!


 フーッ…フーッ…(息を吹きかける)


 カイト「何してるんすか!?」

 おっさん「『接触不良直し』の儀式だ」

 おっさん「これで9割の問題は解決する」


『Haiku expression:』

『息吹けば

 直る不思議

 カセットかな』


 おっさん「季語ないし!」


 第15話「ROMカセットと、フーフーの儀式」


 乞うご期待!


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