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AI-DOSUは嘘をつく  ~48歳童貞おっさんの異世界ハルシネーション無双~  作者: よっしぃ@書籍化


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第14話「無限ループと、パーティ名の悲劇」その3

「全部ひどいんだが…」


 おっさん、頭を抱える。


 セシリアが、提案する。


「『レトロシステムズ』が一番マシじゃない?」


「確かに…」


 おっさん、頷く。


「他よりはマシだな」


 エルネラも、頷く。


「『おっさんソードと仲間たち』よりは良いわね」


 ルミナも、頷く。


「『中年危機パーティー』よりは良いです」


 ソフィアも、頷く。


「『AI-DOSU被害者の会』よりは良いですわね」


 カイトも、頷く。


「『レトロシステムズ』、悪くないっすね」


 おっさん、決意する。


「……分かった」


「レベッカさん、パーティ名は『レトロシステムズ』でお願いします」


 おっさん、AI-DOSUに登録させる。


「AI-DOSU、パーティ名を『レトロシステムズ』で登録してくれ」



『Registering party name...』

『Party name registered: ★♡ロシステムズ』



「!?」


 おっさん、絶句する。


「伏字入れすぎだろ!」


「しかも『エロ』が見えてるじゃないか!」



『Censorship applied for safety.』



「どこがセーフティなんだよ!」


 おっさん、叫ぶ。


「逆に超エロに見えるだろ!」


「なんで『レ』と『ト』を★と♡で隠すんだよ!」



『仕様です』



「仕様じゃねえよ!」


 セシリアが、困惑する。


「『★♡ロシステムズ』…」


「超エロシステムズに見えるんだけど…」


 エルネラも、呆れる。


「最悪の伏字ね」


「完全にエロパーティーじゃない」


 ルミナも、顔を赤くする。


「『エロ』って…」


「しかも★と♡って…」


 ソフィアが、優雅に言う。


「まあ、星とハートで可愛いですわね」


(この人、ズレてる)


 カイトが、笑う。


「★♡ロシステムズ!」


「エロシステムズにしか見えないっす!」


 おっさん、頭を抱える。


「エロシステムズじゃねえよ!」


「レトロシステムズだよ!」


 レベッカが、記入する。


「了解しました(棒読み)」


「『★♡ロシステムズ』で登録します(棒読み)」


「……」


 おっさん、諦める。


(もう、いいか)

 その瞬間。


 時間が、正常に戻った。


「……戻った」


 おっさん、ホッとする。


「やっとループから抜け出せた」


 セシリアが、微笑む。


「『★♡ロシステムズ』…」


「まあ、伏字はアレだけど、元の名前は良いわね」


「エロシステムズに見えるのが最悪だけど」


「そうか?」


 おっさん、首を傾げる。

エルネラも、言う。


「本当は『レトロシステムズ』なのよね」


「私は好きよ」


「★と♡さえなければね」


 ルミナも、頷く。


「レトロって、懐かしい感じで良いですね」


「伏字さえなければ…」


 ソフィアも、微笑む。


「まあ、素敵ですわね」


「謎めいた伏字も含めて」


(この人、やっぱりズレてる)


 カイトも、笑う。


「★♡ロステムズ!」


「なんかシュールで良いっすね!」


 おっさん、少し照れる。


「……そうか」


(48歳のおっさん、複雑なんだよ)

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