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AI-DOSUは嘘をつく  ~48歳童貞おっさんの異世界ハルシネーション無双~  作者: よっしぃ@書籍化


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第13話「液晶の迷宮と、ゴーストの予知」その1

 おっさんのパーティーは、新たなダンジョンに挑戦していた。


『液晶の迷宮シャドウ・ラビリンス


 謎のダンジョン。


 最近、突然出現したらしい。


「気をつけてくださいね」


 ルミナが、言う。


「ああ」


 おっさん、頷く。


 ダンジョンの入口に入る。


 すると。


 世界が、変わった。


「!?」


 おっさん、驚く。


 周りが、平面的になった。


 背景が、一切動かない。


 奇妙な空間。


「なんだここ!?」


 カイトが、叫ぶ。


「俺の体が…真っ黒だ!」


 みんなの体が、真っ黒なシルエットになっている。


 単色液晶のような見た目。


「私も…」


 セシリアが、自分の体を見る。


「真っ黒…」


「なによこれ!」


 エルネラも、困惑する。


「まあ」


 ソフィアだけが、優雅に言う。


「黒も素敵ですわね」


(この人、ズレてる)


 カイトが、一歩歩こうとする。


 でも。


 滑らかには動けない。


 パッ!(今の位置から消える)


 パッ!(1メートル先に突然現れる)


「うわっ!?」


 カイトが、驚く。


「瞬間移動した!?」


「なんだこのカクカクした動きは!」


 おっさん、冷静に答える。


「……落ち着け」


「ここは『セグメント表示』の世界だ」


「セグメント表示?」


 カイトが、聞く。


「ああ」


 おっさん、説明する。


「お前の立ち位置は、予め決められた数箇所にしか存在できない」


「つまり、『その中間』には移動できないんだ」


「デジタルすぎるだろ!!」


 カイトが、叫ぶ。


「滑らかに動かせよ!」


「無理だ」


 おっさん、答える。


「ここは、Game & Watchの世界だからな」


「Game & Watch?」


 カイトが、首を傾げる。


「昔の携帯ゲーム機だ」


 おっさん、説明する。


「液晶画面で、シンプルなゲームができる」


「セグメント表示で、動きがカクカクしてた」


「これが、その世界なんだ」


「なんでこんな世界に…」


 カイトが、呆れる。


 その時。


 エルネラが、悲鳴を上げた。


「いやぁぁぁ!」


「何よあれ!?」


「どうした!?」


 カイトが、振り返る。


 エルネラが、空中を指さす。

「私の…」


 エルネラが、顔を真っ赤にする。


「私の『転んでパンツ丸出しになっている姿』が」


「うっすらと空中に浮かんでるのよぉぉ!!」


「!?」


 みんな、見る。


 確かに、エルネラのシルエットが、うっすらと空中に浮かんでいる。


 転んでいる姿。


 スカートがめくれている。


「これは…」


 おっさん、気づく。


「ゴースト現象か」


「ゴースト?」


 カイトが、聞く。


「ああ」


 おっさん、説明する。


「Game & Watch特有の現象だ」


「液晶画面に、うっすらとパターンが見えている」


「これが、ゴースト現象だ」



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