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AI-DOSUは嘘をつく  ~48歳童貞おっさんの異世界ハルシネーション無双~  作者: よっしぃ@書籍化


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第12話「文房具無双と、黄色い箱の封印」その2



 魔物を倒した後。


 休憩している。


 カイトが、おっさんに聞く。


「おっさん、その黄色い箱、どこで手に入れたんすか?」


「……昔、ゲームで手に入れたんだ」


 おっさん、遠い目をする。


「『3Dホットラリー』というゲームだ」


「3Dホットラリー?」


 カイトが、首を傾げる。


「なんすか、それ」


「ファミコンディスクシステムのゲームだ」


 おっさん、説明する。


「レースゲームで、タイムアタックをするんだ」


「俺は、何度もタイムを更新した」


「お店にディスクを持っていって、書き換えてもらった」


「お店?」


 カイトが、聞く。


「ああ」


 おっさん、頷く。


「ディスクライターという機械がある店だ」


「青いシャッター付きのディスクを持っていって」


「タイムを更新するたびに、書き換えてもらった」


「その音が…」


 おっさん、思い出す。


「ガー、ガーという音が、懐かしいんだ」


「そして、全国ランキングで上位に入った」


「その報酬が、この文房具セットだ」


 おっさん、黄色い箱を見る。


「これは、俺の青春の証なんだ」


「……」


 カイトが、少し感動する。


「おっさん、すごいっすね」


「ゲームで全国ランキングって」


「……そうか?」


 おっさん、照れる。


(48歳のおっさん、恥ずかしいんだよ)


 セシリアが、微笑む。


「緋川さん、かっこいいですね」


「……そうか」


 おっさん、さらに照れる。


 エルネラも、言う。


「おっさんの過去、意外と輝いてるわね」


「輝いてないんだが…」


 おっさん、否定する。


 でも、嬉しかった。



 さらに強敵が現れた。


 メガバリアドラゴン。


 さっきよりも強い。


「また結界だ!」


 セシリアが、叫ぶ。


「行くぞ」


 おっさん、黄色い箱を開ける。


「また文房具無双っすか!」


 カイトが、叫ぶ。


「ああ」


 おっさん、ハサミを取り出す。


 チョキン。


 結界を切断。


「やっぱり切れた!」


 次に、定規。


「距離、約20メートル」


 次に、鉛筆。


 空中に文字を書く。


『弱点:尻尾』


「尻尾が弱点!」


 セシリアが、叫ぶ。


 攻撃。


 斬撃。


 魔物が、ひるむ。


 でも、まだ倒れない。


「硬い!」


「次の文房具を使うぞ」


 おっさん、コンパスを取り出す。


 黄色いコンパス。


「コンパスで何するんすか!」


 カイトが、叫ぶ。


「魔法陣を描く」


 おっさん、コンパスで空中に円を描く。


 完璧な円。


 そして、魔法陣が完成。


「魔法陣が発動した!」


 エルネラが、驚く。


 魔法陣から、光が放たれる。


 魔物に命中。


 大ダメージ。


「すごい威力!」


「最後は、消しゴムだ」


 おっさん、黄色い消しゴムを取り出す。


「消しゴムで何するんすか!」


 カイトが、叫ぶ。


「魔物の魔法を消す」


 おっさん、消しゴムを魔物に向ける。


 ゴシゴシ。


 魔物が放った魔法が、消えた。


「魔法が消えた!?」


「今だ!」


 おっさん、叫ぶ。


 みんな、一斉に攻撃。


 セシリア、三徳包丁で斬撃。


 エルネラ、魔法「どかーん♡」


 ルミナ、支援魔法。


 ソフィア、胸ファンネル。


 カイト、剣。


 魔物が、倒れる。


「やった!」


 カイトが、叫ぶ。


「文房具無双、強すぎるっすね!」


 おっさん、黄色い箱をしまう。


「これが、ディスクくんの真の力だ」


「文房具最強っすね!」


 カイトが、感動する。


 AI-DOSUの画面に、表示される。



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