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AI-DOSUは嘘をつく  ~48歳童貞おっさんの異世界ハルシネーション無双~  作者: よっしぃ@書籍化


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第12話「文房具無双と、黄色い箱の封印」その1

 おっさんのパーティーは、新たな依頼を受けた。


『魔法結界で守られた魔物の討伐』

『報酬:金貨200枚』


 森の奥。


 魔物が、魔法結界に守られているらしい。


「魔法結界か」


 おっさん、呟く。


「厄介だな」


「どうやって破るんすか?」


 カイトが、聞く。


「……分からない」


 おっさん、正直に答える。


 森を進むと。


 巨大な魔物が現れた。


 バリアドラゴン。


 全身を魔法結界で覆っている。


「結界だ!」


 セシリアが、三徳包丁を構える。


「攻撃が効かない!」


 斬撃を放つ。


 でも、結界に弾かれる。


「どかーん♡」


 エルネラが、魔法を放つ。


 爆発。


 でも、結界に防がれる。


「効かないわ!」


 ソフィアの胸も、突撃する。


 ドゴォォォン!


 でも、結界に弾かれる。


 カイトも、剣を振るう。


 でも、全然ダメージが通らない。


「おっさん、どうするっすか!」


 カイトが、叫ぶ。


「結界が破れないっす!」


 おっさん、少し考える。


 そして。


「……ついに『アレ』の封印を解く時が来たようだな」


 おっさん、アイテムボックスから取り出す。


 黄色くて四角い、目玉のついたケース。


「は?」


 カイトが、驚く。


「何そのふざけた顔の黄色い箱?」


「ゆるキャラっすか?」


「言葉を慎め」


 おっさん、真剣な顔で言う。


「これは『全国ランキング上位入賞者』のみに与えられた、栄光の文房具セットだ」


「文房具セット!?」


 カイトが、絶句する。


「文房具で戦うんすか!」


「ああ」


 おっさん、黄色い箱を開ける。


 中から、文房具が出てくる。


 ハサミ。

 定規。

 鉛筆。

 消しゴム。

 コンパス。


 全部、黄色い。


「これで戦うのか…?」


 セシリアが、困惑する。


「ああ」


 おっさん、ハサミを手に取る。


 黄色い持ち手の小さなハサミ。


「まず、結界を切断する」


 おっさん、ハサミを結界に向ける。


 チョキン。


 結界が、切れた。


「!?」


 みんな、驚く。


「結界が…切れた!?」


 カイトが、絶句する。


「ハサミで切れるのかよ!」


「ああ」


 おっさん、冷静に答える。


「このハサミは、あらゆる魔法結界を切断できる」


「次は、距離を測定する」


 おっさん、定規を取り出す。


 黄色い定規。


 15cm。


「距離を測るんすか!?」


 カイトが、叫ぶ。


「ああ」


 おっさん、定規で魔物までの距離を測る。


「約12メートルだな」


「そんな正確に!?」


 おっさん、定規をしまう。


「次は、弱点を書き込む」


 おっさん、鉛筆を取り出す。


 黄色い鉛筆。


「書き込むって…何に!?」


 カイトが、困惑する。


 おっさん、空中に鉛筆を走らせる。


 文字が、空中に浮かぶ。


『弱点:心臓』


「空中に書けるのかよ!」


 カイトが、驚く。


 すると、魔物の心臓部分が光った。


「弱点が可視化された!」


 セシリアが、叫ぶ。


「今だ、攻撃しろ!」


 おっさん、指示する。


 セシリアが、三徳包丁で斬撃。


 心臓に命中。


「効いた!」


 エルネラも、魔法を放つ。


「どかーん♡」


 爆発。


 心臓に大ダメージ。


 ソフィアの胸も、突撃。


 ドゴォォォン!


 カイトも、剣を振るう。


 斬撃。


 魔物が、倒れる。


「やった!」


 カイトが、叫ぶ。


「文房具で勝ったぁぁぁ!」


 おっさん、黄色い箱をしまう。


「これが、ディスクくんの力だ」


「ディスクくん…」


 カイトが、呆れた顔で言う。


「文房具、強すぎるっすね」


「ああ」


 おっさん、頷く。


「これは、栄光の証なんだ」


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