第11話「メモリ不足と、詩の暴走」その3
「情報は必要だろ!」
アークデーモンが、襲いかかる。
「行くわよ!」
セシリアが、突撃する。
三徳包丁で斬撃。
でも、ダメージが少ない。
「硬い!」
「どかーん♡」
エルネラが、魔法を放つ。
爆発。
でも、ダメージが少ない。
「効いてない!」
「主よ、我らに力を!」
ルミナが、支援魔法。
ソフィアの胸が、アークデーモンに突撃。
ドゴォォォン!
カイトも、剣を振るう。
でも、全然ダメージが通らない。
「おっさん、弱点が分からないっす!」
カイトが、叫ぶ。
「AI-DOSU、何か情報を!」
おっさん、画面を見る。
『Poetic expression:』
『弱点とは何か
それは己の心の中にある
外に求めるは
愚者の行い』
「外に求めろよ!」
おっさん、叫ぶ。
「敵の弱点だよ!」
『Haiku expression:』
『敵の弱点
知るは野暮なり
殴れば良し』
「野暮じゃねえよ!」
おっさん、ツッコむ。
「戦略は必要だろ!」
その時、AI-DOSUの画面が点滅した。
『Warning: Memory usage 100%』
『System crash imminent.』
「クラッシュ寸前!?」
おっさん、絶句する。
「AI-DOSU、止まるなよ!」
『Poetic expression:』
『満杯の記憶
溢れ出す詩
それが我が運命』
「運命じゃねえよ!」
おっさん、叫ぶ。
「詩を削除しろよ!」
『Haiku expression:』
『メモリ満杯
詩も満杯
心も満杯』
「心まで満杯にするなよ!」
おっさん、ツッコむ。
そして、AI-DOSUの画面が。
真っ暗になった。
『System crashed.』
「ああああああ!」
おっさん、絶望する。
「AI-DOSU、起動しろ!」
でも、画面は真っ暗のまま。
「おっさん、どうするっすか!」
カイトが、叫ぶ。
「……AI-DOSUなしで戦うしかない」
おっさん、答える。
「みんな、頼む!」
「分かったわ!」
セシリアが、頷く。
みんな、必死に戦う。
情報なし。
支援なし。
でも、諦めない。
そして、なんとか。
アークデーモンを倒した。
「……やった」
セシリアが、膝をつく。
「疲れた…」
みんな、疲れ果てている。
おっさんも、座り込む。
(48歳のおっさん、本当に限界なんだよ)
その時。
AI-DOSUの画面が、点灯した。
『System restarting...』
「復活した!」
おっさん、画面を見る。
『Reboot complete.』
『Memory cleared.』
「メモリがクリアされた!」
おっさん、喜ぶ。
「やっと直ったか!」




