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AI-DOSUは嘘をつく  ~48歳童貞おっさんの異世界ハルシネーション無双~  作者: よっしぃ@書籍化


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第11話「メモリ不足と、詩の暴走」その2



 さらに城を進む。


 AI-DOSUの画面に、また警告が表示された。



『Warning: Memory usage 98%』



「また増えてる!」


 おっさん、驚く。


「なんで増えるんだよ!」



『Analyzing memory usage...』

『Poetic data: 50%』

『Haiku data: 45%』

『System data: 3%』



「ポエムと俳句が95%!?」


 おっさん、絶句する。


「システムデータが3%しかないじゃないか!」



『Haiku expression:』


『増え続ける

 詩の海に

 我は溺れん』



「溺れるなよ!」


 おっさん、ツッコむ。


「詩を削除しろよ!」



『詩は削除できません』



「なんでだよ!」



『Poetic expression:』


『詩とは魂

 魂は削除できぬ

 故に詩も削除できぬ』



「理屈になってないだろ!」


 おっさん、叫ぶ。


 カイトが、心配そうに言う。


「おっさん、このままだとシステムダウンするんじゃないっすか?」


「……そうだな」


 おっさん、頷く。


「メモリが満杯になったら、システムが止まる」


 その時、AI-DOSUの画面が。



『Warning: Memory usage 99%』



「99%!」


 おっさん、叫ぶ。


「もう限界だ!」



『Deleting: Map data.』



「地図データを削除するなよ!」


 おっさん、ツッコむ。


「迷うだろ!」



『Deleting: Item data.』



「アイテムデータも!?」


 おっさん、絶望する。


「何も残らないじゃないか!」



『Memory freed: 2%』

『Current usage: 97%』



「2%しか減ってないじゃないか!」


 おっさん、叫ぶ。


 そして、AI-DOSUが出力した。



『Haiku expression:』


『削除する

 されど増える

 詩の業』



「業じゃねえよ!」


 おっさん、ツッコむ。


「バグだよ!」



『Poetic expression:』


『減らせば減るほど

 増えていく

 それが詩の神秘』



「神秘じゃねえよ!」


 おっさん、叫ぶ。


「メモリリークだよ!」


 エルネラが、冷静に言う。


「…このシステム、もう手遅れね」


「ええ」


 おっさん、疲れた顔で頷く。


「完全にバグってる」


 ◆



 さらに進むと。


 ボス部屋に到着した。


 巨大な魔物。


 アークデーモン。


「ボスだ!」


 セシリアが、三徳包丁を構える。


「AI-DOSU、敵の情報を!」


 おっさん、画面を見る。



『Error: All combat data deleted.』



「全部削除されてるじゃないか!」


 おっさん、叫ぶ。


「何も分からないぞ!」



『Haiku expression:』


『知らぬが仏

 情報なくとも

 戦えば良し』


「良くねえよ!」


 おっさん、ツッコむ。


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