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AI-DOSUは嘘をつく  ~48歳童貞おっさんの異世界ハルシネーション無双~  作者: よっしぃ@書籍化


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第8話「砂漠の悲劇と、AIの幻覚」その2

 ◆



 砂漠を進む。


 AI-DOSUの画面が、おかしくなり始めた。



『Warning: Dragon approaching from behind!』



「ドラゴン!?」


 おっさん、振り返る。


 何もいない。


「……いないけど?」



『High confidence: 98%』



「98%って!」


 おっさん、周りを見る。


 やっぱり何もいない。


「AI-DOSU、後ろには何もいないぞ」



『Recalculating...』

『Error: Target lost.』



「最初からいないじゃないか!」


 おっさん、ツッコむ。


 セシリアが、心配そうに言う。


「緋川さん、AI-DOSU、大丈夫?」


「……分かりません」


 おっさん、不安になる。


 さらに進むと。



『Temperature analysis:』

『Sand temperature: -273℃ (Absolute Zero)』



「絶対零度!?」


 おっさん、画面を見る。


「灼熱の砂漠だろ!」


「どう見ても40度超えだろ!」



『お客様の体感(主観)には個人差があります』



「主観じゃねえよ!」


 おっさん、叫ぶ。


 エルネラが、呟く。


「…このシステム、おかしくなってきてるわね」


「ええ」


 おっさん、頷く。


(長時間使用で、バグってきたのか?)


 さらに。



『Legendary Sword "Excalibur" detected!』

『Location: Right in front of you.』



「エクスカリバー!?」


 カイトが、目を輝かせる。


「どこっすか!?」


 前を見る。


 何もない。


 砂だけ。


「……どこにもないけど」


 カイトが、困惑する。



『Right there. Can't you see it?』



「見えないじゃないか!」


 おっさん、叫ぶ。


 ルミナが、心配そうに言う。


「AI-DOSU、疲れてるんでしょうか…」


「疲れるのか、あれ?」


 おっさん、疑問に思う。


 そして、AI-DOSUが、ポエムを出力し始めた。



『Poetic expression:』


『砂は水であり

 水は火である

 故に我々は魚である

 泳げ、砂の海を

 呼吸せよ、炎の空気を』



「意味不明だよ!」


 おっさん、叫ぶ。


「砂は水じゃないだろ!」


「魚でもないじゃないか!」


「砂で呼吸したら死ぬわ!」



『Deep philosophical truth detected.』



「真理じゃねえよ!」


 ソフィアが、優雅に言う。


「まあ、詩的ですわね」


「詩的ってなんだよ!」


 おっさん、ツッコむ。


「一ミリも詩的じゃないわ!」


(この人、ズレてる)


 さらに、AI-DOSUが続ける。



『Party status analysis:』

『セシリア - Level: 999』

『エルネラ - HP: ∞』

『ルミナ - MP: -500』

『ソフィア - Status: Quantum Superposition』

『カイト - Existence: Uncertain』



「デタラメすぎるだろ!」


 おっさん、叫ぶ。


「レベル999って!」


 セシリアが、顔を赤くする。


「そんなに高くないわよ!」


「HPが無限大って!」


 エルネラが、呆れる。


「あり得ないわ」


「MPがマイナス500って!」


 ルミナが、困惑する。


「マイナスって何ですか!」


「量子重ね合わせって!」


 ソフィアが、首を傾げる。


「それは何ですの?」


「存在が不確定って!」


 カイトが、叫ぶ。


「俺、ここにいるよ!」


 おっさん、頭を抱える。


(もうダメだ)


(完全にバグってる)

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