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AI-DOSUは嘘をつく  ~48歳童貞おっさんの異世界ハルシネーション無双~  作者: よっしぃ@書籍化


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第8話「砂漠の悲劇と、AIの幻覚」その1

 おっさんのパーティーは、新たな依頼を受けた。


『砂漠の魔物討伐』

『報酬:金貨30枚』


 砂漠。


 灼熱。


 気温40度超え。


(嫌な予感しかしない)


 おっさん、思う。


 でも、行くしかない。



 ◆



 砂漠に到着。


 暑い。


 すごく暑い。


「暑いわね…」


 セシリアが、白い肌着姿で言う。


(肌着だから、余計暑そうだ)


「暑いわ…」


 エルネラが、ピンクの魔法少女コスで言う。


(フリフリが熱を吸収してそうだ)


「暑いです…」


 ルミナが、白ビキニ風の聖女コスで言う。


(露出度高いから、日焼けしそうだ)


「まあ、暑いですわね」


 ソフィアが、優雅に言う。


 浮遊している胸も、暑そう。


(胸も暑いのか?)


 おっさん、疑問に思う。


 カイトが、端末を見る。


「くそっ! 暑さで端末が熱暴走しそうだ!」


 カイトが、焦る。


「冷却魔法のアプリを起動しないと…」


 タップ、タップ。


「あ、容量ストレージがいっぱいだ!」


「くっ、戦闘中だが換装するしかない!」


 カイトが、ポケットから取り出す。


 小指の爪より小さいカード。


 マイクロSDカード。


「予備の『1TBテラバイトマイクロSD』に…!」


 カイトが、震える手でつまむ。


 黒い。


 小さい。


 そして。


「あ」


 カイトの指から、カードが滑り落ちた。


 砂の上に。


「ぎゃあああああ!!」


 カイトが、叫ぶ。


「俺の『絶対零度』ぉぉぉ!!」


「どこだ!? 砂粒と見分けがつかねぇぇぇ!!」


 カイトが、必死に砂を探す。


 でも、見つからない。


 黒い砂粒。


 黒いマイクロSD。


 見分けがつかない。


「おっさん! 助けてくれ!」


 カイトが、おっさんを見る。


 おっさん、少し考える。


「……仕方ないな」


 おっさん、ポケットから取り出す。


 銀色の四角いシール。


「この『書き込み禁止シール』を貼って目印にするか?」


 おっさん、提案する。


 カイトが、マイクロSDを見る。


 小指の爪より小さい。


「そんなアナログなシール、貼る場所がねぇよ!!」


 カイトが、叫ぶ。


(確かに)


 おっさん、思う。


「くそぉぉぉ!」


 カイトが、絶望する。


 その時、AI-DOSUの画面が光った。



『Scanning for lost item...』



「AI-DOSU!」


 おっさん、画面を見る。


「探してくれるのか!」



『MicroSD card detected.』

『Location: 3 meters ahead, 15cm depth.』



「本当か!?」


 カイトが、指定された場所を掘る。


 砂を掘る。


 掘る。


「あった!」


 カイトが、マイクロSDを見つけた。


「おっさん! AI-DOSU最高っす!」


「……良かったな」


 おっさん、ホッとする。


(たまには役に立つ)


 でも、その安心は長く続かなかった。

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