第6話「王女の胸と、ズレた常識」その1
おっさんのパーティーは、もはやカオスだった。
セシリア:白い肌着+三徳包丁
エルネラ:ピンクの魔法少女コス+「どかーん♡」
ルミナ:白ビキニ風聖女コス+18禁聖典+ピー音祈り
見た目は完全に終わってる。
でも、性能は最強。
分かる?
この矛盾。
(もう慣れた)
おっさん、思う。
でも、慣れちゃダメな気もする。
◆
王都からの依頼を受けて、王城に向かった。
『第二王女ソフィアの護衛』
なぜ俺たちが選ばれたのか。
分からない。
でも、金貨10枚は魅力的。
(行くしかない)
王城の謁見の間。
豪華。
すごく豪華。
赤い絨毯。
金色の装飾。
巨大なシャンデリア。
(場違いだ)
おっさん、思う。
セシリアは白い肌着姿。
エルネラはピンクの魔法少女。
ルミナは白ビキニ風の聖女。
(完全に場違いだ)
でも、仕方ない。
そして、玉座に座る人物が現れた。
「お待ちしておりましたわ」
優雅な声。
金色の髪。
青い瞳。
白いドレス。
そして、豊かな胸。
(姫だ)
第二王女ソフィア。
22歳。
上品で、気品がある。
「第二王女ソフィアですわ」
ソフィアが、優雅に微笑む。
「今回、貴方たちに護衛を依頼しましたの」
「光栄です」
おっさん、丁寧に答える。
「ところで」
ソフィアが、セシリアを見る。
「その装備…斬新ですわね」
「え?」
セシリアが、顔を赤くする。
「肌着での戦闘、実に興味深いですわ」
「興味深くないです!」
(この人、ズレてる)
おっさん、直感する。
ソフィアが、エルネラを見る。
「まあ、魔法少女のコスチューム」
「素敵ですわ」
「素敵じゃないわ!」
エルネラが、顔を赤くする。
ソフィアが、ルミナを見る。
「聖女様も…踊り子のような装いで」
「神聖ですわね」
「神聖じゃないです!」
ルミナが、真っ赤になる。
(完全にズレてる)
おっさん、確信する。
この人、天然だ。
「では、護衛の内容を説明しますわ」
ソフィアが、優雅に立ち上がる。
「森の奥に、希少な薬草があるそうですの」
「それを採取しに行きたいのですわ」
「分かりました」
おっさん、頷く。
(護衛か)
(まあ、普通の依頼だな)
でも、AI-DOSUが黙っているわけがない。
◆
森に到着。
ソフィアは、白いドレス姿。
優雅。
すごく優雅。
でも、森には不向き。
「姫、歩きにくくないですか?」
おっさん、心配する。
「大丈夫ですわ」
ソフィアが、微笑む。
「このドレス、動きやすいように調整してありますの」
「そうですか」
(良かった)
その時だった。
『New party member detected.』
『Analyzing equipment...』




