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AI-DOSUは嘘をつく  ~48歳童貞おっさんの異世界ハルシネーション無双~  作者: よっしぃ@書籍化


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第5話「聖女降臨と、神聖なるピー音」その4

 ◆


 戦闘終了後。


 ルミナが、回復魔法を使おうとした。


「では、皆さんの傷を癒します」


 ルミナが、祈りの姿勢を取る。


 深呼吸。


 そして、厳かな雰囲気に変わる。


(おお)


 おっさん、感動する。


 これが聖女モード。


 神聖な雰囲気。


 別人のよう。


「主よ」


 ルミナが、祈り始める。


 美しい声。

 神聖な雰囲気。


「我らに『ピー』を授けたまえ」


「!?」


 おっさん、驚く。


(今…なんて聞こえた?)


「『ピー』を捧げ、『ピー』を受け入れ」


「え?」


 セシリアも、顔を赤くする。


「神聖なる『ピー』によって『ピー』せしめたまえ」


「……」


 エルネラが、呆然としている。


「我らが『ピー』を『ピー』し、『ピー』の『ピー』により『ピー』を『ピー』…」


 完全に卑猥。


 神聖な雰囲気と、卑猥な言葉のギャップ。


 周りで休憩していた冒険者たちが、振り返る。


「え?」


「今…何て言った?」


「聖女が…『ピー』を『ピー』…?」


「マジで!?」


 冒険者たちが、ザワザワする。


 ルミナが、祈りを止める。


 神聖な雰囲気が消える。


「え?」


「今の…なんですか?」


 ルミナが、戸惑う。


 おっさん、AI-DOSUの画面を確認する。



『Prayer Auto-Censorship System activated.』

『不適切な宗教表現を検閲しました』



「不適切な宗教表現!?」


「祈りだぞ!」



『検閲位置は最適化されています』



「最適化されてねえよ!」


「完全に卑猥に聞こえてるよ!」



『お客様の体感(主観)には個人差があります』



「主観じゃねえよ! 周りの反応見ろよ!」


 冒険者たちが、ヒソヒソ話している。


「聖女が卑猥なこと言ってた…」


「マジで?」


「ピー音で隠れてたけど、絶対ヤバいこと言ってた」


「聖女なのに…」


 ルミナが、真っ赤な顔で俯く。


「違うんです…」


「私、神聖な祈りを…」


「誤解です…」


(申し訳ない)


 おっさん、土下座する勢いで謝る。



『仕様です』



「仕様じゃねえよ!」


 ルミナが、もう一度祈りを試す。


 深呼吸。


 神聖な雰囲気。


「主よ、『ピー』を『ピー』し、我らの『ピー』を『ピー』で満たし…」


 冒険者たち「!?」


「また言ってる!」


「聖女が『ピー』を『ピー』で満たすって…」


「やばすぎだろ…」


 ルミナが、さらに続ける。


「『ピー』の『ピー』により、『ピー』を『ピー』せしめ…」


「もうやめて!」


 おっさん、叫ぶ。


「完全に卑猥に聞こえてるから!」


 ルミナが、祈りを止める。


「無理です…」


「祈れません…」


 ルミナが、泣きそうになる。


「私…聖女なのに…」


「神聖な祈りが…卑猥な言葉に…」


(申し訳ない)


 おっさん、土下座する勢いで謝った。


「すみません!」


「本当にすみません!」


 セシリアが、ルミナの肩を叩く。


「別に…」


 セシリアが、小さく呟く。


「別に、貴方のせいじゃないわよ」


「そのシステムが悪いのよ」


(デレてる)


 おっさん、思う。


 エルネラも、冷静に言う。


「でも、回復魔法は使えるのよね?」


「はい…」


 ルミナが、頷く。


「祈りの言葉なしでも、魔法は使えます」


「ただ、威力が30%減りますけど…」


「それでも十分よ」


 エルネラが、言う。


「このパーティー、火力は十分あるから」


「回復役がいるだけで助かるわ」


「エルネラさん…」


 ルミナが、少し元気を取り戻す。


「頑張ります!」


 元気が戻ってきた。


(メンタル強い)


 おっさん、感心する。


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