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AI-DOSUは嘘をつく  ~48歳童貞おっさんの異世界ハルシネーション無双~  作者: よっしぃ@書籍化


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第5話「聖女降臨と、神聖なるピー音」その3

「防御力50000!?」


 おっさん、画面を見る。


「魔力増幅500%!?」



『露出度と神聖さは比例します』



「比例しねえよ!」


 ルミナが、真っ赤な顔で体を隠そうとする。


「は、恥ずかしいです…」


「お腹も…足も…全部見えてます…」


「しかも、胸が…」


 小さい胸が、白い布でさらに強調されている。


 B70。


 パッドなしの、本当のサイズ。


「ちっぱいが強調されてる…」


 エルネラが、冷静に言う。


(エルネラも150cmでB78だから、共感してるのか)


 セシリアが、優しく声をかける。


「ルミナ、大丈夫?」


「大丈夫じゃないです…」


 ルミナが、涙目で答える。


「でも…性能は…」


 おっさん、画面を見せる。


 ルミナの目が見開かれた。


「魔力増幅…500%…」


「私の白いローブは、100%でした…」


「それの5倍…」


「……」


 ルミナ、複雑な表情になる。


「つまり、この…踊り子みたいな格好は、私のローブより遥かに強いと?」


「そういうことになりますね」


「…恥ずかしいけど」


「…はい」


 ルミナ、深いため息をついた。


「…着るしかないんですね、これ」


「申し訳ありません」


 おっさん、土下座する勢いで謝る。


「別に…」


 セシリアが、小さく呟く。


「別に、貴方のせいじゃないわよ」


「そのシステムが悪いのよ」


(デレてる)


 エルネラも頷く。


「私たちも同じ目に遭ってるから」


「セシリアさん…エルネラさん…」


 ルミナが、少し元気を取り戻す。


 でも、AI-DOSUはまだ止まらなかった。


 セシリアが、優しく声をかける。


「大丈夫よ、ルミナ」


「でも…」


「私も被害者だから」


 セシリアが、自分の白い肌着を見る。


「気持ちは分かるわ」


 エルネラも頷く。


「私もよ」


 エルネラが、自分のピンクの魔法少女コスを見る。


「このシステム、みんな被害者にするから」


「セシリアさん…エルネラさん…」


 ルミナが、少し元気を取り戻す。


 でも、AI-DOSUは止まらなかった。



『Further optimization detected.』



「まだあるのか!」


 おっさん、叫ぶ。


 シュインッ。


 ルミナの持っていた聖典が、光に包まれる。


「私の聖典が!」


 光が収まると。


 聖典の表紙に、大きく表示されていた。



『18+』

『Adult Content Warning』



「18禁!?」


 おっさん、絶句する。


「聖典だぞ!」



『Holy Scripture (Adult Content)』

『一部の記述が成人向けコンテンツと判定されました』

『魔力増幅:300%』



「成人向けコンテンツ!?」


「なんでだよ!」



『「愛」「抱く」「満たす」などの表現が検出されました』



「それ、神の愛だろ!」



『高度な演算の結果、これが最適解と導き出されました』



「最適じゃねえよ!」



『仕様です』



「仕様じゃねえよ!」


 ルミナが、聖典を開く。


 ページ中、モザイクだらけ。


 しかも、表紙に「18+」のマーク。


「これ…」


 ルミナが、呆然とする。


「薄い本じゃないですか…」


「神聖な教えが…18禁に…」


 エルネラが、聖典を見る。


「でも、魔力増幅300%って書いてあるわよ」


「え?」


 ルミナが、画面を見る。


 確かに、300%。


「私の聖典は、増幅率50%でした…」


「それの6倍…」


「……」


 ルミナ、複雑な表情になる。


 セシリアが、苦笑する。


「このシステム、本当に理不尽ね」


「ええ」


 エルネラが、頷く。


「見た目は最悪、性能は最強」


「それがこのシステムよ」


 ルミナが、18禁マークの聖典を抱きしめる。


「…頑張ります」


「この聖典で、頑張ります」


(強い)


 おっさん、感心する。


 この子も、メンタル最強だ。


 でも、さらに悪いことが起きた。



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