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AI-DOSUは嘘をつく  ~48歳童貞おっさんの異世界ハルシネーション無双~  作者: よっしぃ@書籍化


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第5話「聖女降臨と、神聖なるピー音」その1

 おっさんのパーティーは、順調に成長していた。


 順調、と言っていいのか分からないけど。


 セシリア(女騎士):白い肌着+三徳包丁

 エルネラ(エルフ魔導師):ピンクの魔法少女コス+「どかーん♡」


 見た目は最悪。


 でも、性能は最強。


 分かる?


 この矛盾。



 ◆



 ギルドで、次の依頼を確認していた。


「今日の依頼は…」


 おっさん、掲示板を見る。


『ゴブリンの群れ討伐』

『報酬:銀貨100枚』


「ゴブリンか」


 セシリアが、三徳包丁を見る。


「余裕ね」


「余裕ですね」


 おっさん、頷く。


 ドラゴンを倒したパーティーだもん。


 ゴブリンなんて余裕でしょ。


 エルネラも頷く。


「ええ。すぐに終わるわ」


(良いチームになってきた)


 おっさん、思う。


 別に…」


 セシリアが、小さく呟く。


「別に、貴方のパーティーだから頑張ってるわけじゃないわよ」


「はい」


(ツンデレだ)


 その時だった。


「あの、すみません!」


 明るい声が響いた。


 振り返ると。


 少女が立っていた。


 小柄。

 おっさんより頭二つ分小さい。


 金色の髪。

 青い瞳。


 白いローブ。


 そして、胸元に聖印。


(聖女…?)


「はい?」


 おっさん、答える。


「あなたたち、新人Cランクの方ですよね!」


 少女が、笑顔で言う。


 明るい。

 元気。


「はい、そうですが」


「私、あなたたちのパーティーに入りたいんです!」


「え?」


 おっさん、驚く。


 セシリアとエルネラも、顔を見合わせる。


(聖女が、俺たちのパーティーに?)


 少女が、おっさんを見る。


「私、ルミナって言います!」


「18歳です!」


「聖女です!」


「よろしくお願いします!」


 元気。

 すごく元気。


(聖女って、もっとおしとやかなイメージだったけど)


「あの…なんで俺たちのパーティーに?」


「だって、有名じゃないですか!」


 ルミナが、目を輝かせる。


「ドラゴンを倒した新人パーティー!」


「包丁で戦う女騎士!」


「魔法少女のエルフ!」


「すごいです!」


(有名になってたのか)


 おっさん、複雑な気持ち。


 セシリアが、顔を赤くする。


「その…言わないでほしいのだけど…」


 エルネラも、複雑な顔。


「…有名なのね」


「はい! すごく有名です!」


 ルミナが、さらに言う。


「それで、私もそのシステム、使ってみたいんです!」


「システム?」


「AI-DOSUですよね! 装備を最適化してくれるシステム!」


(嫌な予感)


 おっさん、冷や汗を流す。


「あの…それは…」


「お願いします!」


 ルミナが、両手を合わせる。


「私、絶対に役に立ちます!」


「回復魔法も使えます!」


「支援魔法も使えます!」


「頑張ります!」


 元気。

 すごく元気。


 セシリアが、おっさんを見る。


「…緋川さん、どうする?」


「そうですね…」


 おっさん、考える。


 回復役は確かに欲しい。


 でも、AI-DOSUが何をするか分からない。


(どうしよう)


「お願いします!」


 ルミナが、もう一度頭を下げる。


「…分かりました」


 おっさん、観念した。


「ただし、一つ条件があります」


「なんですか!」


「このシステム、かなりポンコツです」


「はい!」


「装備が変な風になる可能性があります」


「大丈夫です!」


 ルミナが、笑顔で答える。


「私、どんな装備でも頑張れます!」


(フラグだ)


 おっさん、確信する。


 これ、完全にフラグだ。

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