第3話「ギルド登録と、受付嬢の受難」その5
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ようやく落ち着いて。
バルトロメオが、改めて言う。
「お前たちを、Cランクとして登録する」
「Cランク!?」
おっさん、驚く。
(新人なのに、Cランク?)
分かる?
普通、新人はFランクからスタートなんだよ。
それがいきなりCランク。
「ドラゴンを倒した実績を評価する」
「ありがとうございます」
セシリアが、頭を下げる。
バルトロメオが、おっさんを見る。
「お前も、Cランクだ」
「俺もですか?」
「パーティーのリーダーだろう」
「まあ、そうですけど」
「ならば、同じランクだ」
(ラッキー)
おっさん、内心喜ぶ。
でも、表には出さない。
バルトロメオが、レベッカに言う。
「登録を完了させろ」
「は、はい」
レベッカが、涙目で書類を処理する。
◆
登録が完了し、ギルドカードを受け取った。
緑色の、Cランクのカード。
「やった」
おっさん、嬉しい。
セシリアも、カードを見て少し微笑む。
「まさか、Cランクで登録できるとは」
「良かったですね」
「ええ」
(とりあえず、一安心)
その時だった。
「あの、すみません」
後ろから、女性の声がした。
振り返ると。
エルフの女性が立っていた。
長い金髪。
碧い瞳。
尖った耳。
小柄。
おっさんより頭一つ分小さい。
でも、美しい。
大人の女性の雰囲気。
そして、豪華なローブを着ている。
いかにも「魔導師」という雰囲気。
(小さいけど…すごい存在感)
おっさん、思う。
「はい?」
おっさん、答える。
「あなたたち、新人冒険者ですよね?」
「はい」
「私、エルネラ・シルフィードと申します」
エルフが、優雅に一礼する。
「宮廷魔導師として働いていましたが、今は冒険者をしています」
「そうなんですか」
「ええ。それで、お願いがあるのですが」
エルネラが、おっさんを見る。
「パーティーに、入れていただけませんか?」
「え?」
おっさん、驚く。
(エルフが、俺たちのパーティーに?)
セシリアも驚いている。
「あの、なぜ?」
「理由は…」
エルネラが、少し恥ずかしそうに言う。
「あなたたちのシステム、面白そうだったので」
「面白そう?」
「ええ。AI-DOSUでしたっけ? そのシステム、魔法の最適化に使えそうだと思いまして」
(嫌な予感)
おっさん、AI-DOSUの画面を見る。
『New party member detected.』
『Analyzing magic optimization...』
「やめろ」
おっさん、小さく呟く。
「頼むから、やめてくれ」
『Optimization required.』
「やめろって言ってるだろ!」
◆
こうして、おっさんのパーティーに、エルフの魔導師が加わることになった。
果たして、エルネラの魔法は、どのように「最適化」されるのか。
そして、AI-DOSUは次に何をやらかすのか。
それは、また次の話である。
(第3話 完)
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次回予告:
エルネラの詠唱が圧縮される!?
「我が名において、天地を統べる炎の精霊よ…」
→AI-DOSU『最適化します』
→「どかーん♡」
「なんで『どかーん♡』なのよ!?」
さらに、杖がマジカルステッキに!?
服が魔法少女コスチュームに!?
「私の尊厳がああああ!」
主人公「AI-DOSU! やめろ!」
AI-DOSU『仕様です』
主人公「仕様じゃねえよ!」
第4話「エルフの魔法少女化と、プライドの崩壊」
乞うご期待!




