表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
自傷大好きな僕が悪魔と契約した話。  作者: 桔梗
第一編 入学
4/45

その男はちやほやされるのに向いていない。

 学校に着いてクラスを確認すると…珍しいな…この高校の1年生はX、Y、Z組らしい…その中でも僕はY組になった…みたいだ。


 あとは…お、ヒカリも一緒か!やったぜ!話せる人がいるってだけでだいぶ学校生活変わるよなぁ…。と心の中で喜んでると隣で一緒に見ていたヒカリもやったね!一緒のクラスじゃん〜!と喜んでいたみたいだった。


 その後、ヒカリは新しいクラスが待ち切れずに猛ダッシュでクラスがある階まで走って行ってしまった…。元気だな…。


 自分はクラスにとゆっくり向かう事にした。途中途中にある掲示板を見つつ、楽しい学校生活になるといいなぁという期待を胸に教室まで向かった。


 あと、クレーエには屋上辺りに居てもらう事にした。もちろん、学校の間だけだけど。間違って声をかけそうになるし、みんなに見えてないから変な人になる事間違いなし、そう思ったからだ。


 ーー無事入学式を終え、また教室に戻って担任の先生の話やプリントをもらったりし、そして最後に最大のイベントがあることを忘れていた…。


 そう、「自己紹介」だ。他人からの最初の評価、つまりは初印象を決めてしまう大切なイベントだ…。


 「はーい。じゃあみんなには自己紹介をしてもらおうかな!」


 「はい。△△中学校から来ました。〜〜…」


 まずい。非常にまずい…。なにも考えてなかった…。


 「私は、××中学校から来ました。佐方…」


 まずい!サ行まで来てしまっている!てか思ったけど、半分以上女子か…?多くないか…?気のせいか…。


 「俺は、⚪︎⚪︎中学校から来ました。染沢…」


 …ここまできたら…腹を括るか…。テンプレの感じで言うしかないな…とほほ…。


 「じゃあ次は、橘さんね!」


 「は、はい!えと、その…◻︎◻︎中g、…学校から来ました…たた、橘…幸良…です…!よ、よよよよろしくお願いします!」


 あかん(エセ関西弁)。完全に噛んだ。てかさらっと先生から"さん"づけされてないか…?僕は男子だよ?知ってるよね?名簿に載ってるよね?


 …と噛んだ自己紹介で終わってしまい、詰んだか…と思ったのだが…みんなの自己紹介も終わりHRが終わった後、そそくさと帰り家で自傷でもしようとしたその時…


 「ねーねー、めっちゃ噛んでたよね?w」


 「かーわいいー!ねね、趣味とかある??」


 …意外と女子受けよくね?

2020/05/18追記:すみせん…ずっとY組だと思っていたんですが、橘くんはX組に居たみたいです。本当は良くないんですが、Y組になります…すみません!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ