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自傷大好きな僕が悪魔と契約した話。  作者: 桔梗
第一編 入学
3/45

小官、出陣。

どこかで…懐かしい声がする…


 「待ってってばー…兄ちゃんー!」


 「遅いぞ〜…」


アハハ…ハハハーー


 「きて…」


 「起きて…」


 「起きてよ〜ねぇ〜准兎ちゃんってば〜」


 「ん…団長…?」


 「そうだよ〜団長だよ〜。も〜今日から任務あるって言ってあったでしょ〜。寝過ごさないでよ〜!」


 「そうでしたっけ…そんな気もしますね…ふぁぁ…」


 「今日から"学校"だよ!ほらほら準備して!」


 「えぇ…本当に行くんですか…メンドクサ」


 「なんか言ったかい?」


 「…いえ…何も…」


 かくして、小官こと栗原准兎リツハラワイトは新たな強大な悪魔が出たとの情報を得て高校に行くこととなった…。その身辺の調査、監視、そして来たる日の討伐のためにーー


 高校に行くって言ったってそもそもテストも受けてないのによく受かったことになってるよな…と思いつつも"プロメテウス自警団"の制服を着て高校の門をくぐり抜けたのであった…。


 ーー彼が学校に入って2秒で止められたのは言うまでもないーー


 ふぅー…どうにかこの学校に受かったことを説得に成功し、ちゃんと証明もしたから切り抜けられたが…問題の悪魔は何処にいるんだ…反応も感じないんだよなぁ…と辺りを見回していると…下の階からかなりの反応をもった人、そう"悪魔憑き"がやってきたと一瞬で悟った。



 急いで慎重にバレないように近づくと…思っていたよりとても柔らかい雰囲気の中性的な顔立ちの男(?)だったのである…しかも違うクラス、Yクラスの人である。


 …と確認を終えた途端、担任の先生が遅れつつもようやくHRを始めようとしていたので仕方なく着席し…高校生活兼監視が始まろうとしていたーー


隣のクラスのワイト君が動き始めます。

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