6時間目:パートナーは○○
教室ではノイシェからの説明があった。
長く退屈な時間だった。
説明を聞いていると、向こうからゲイルが騒いでいた。
きっと、情報が確かなことであったので嬉しかったのであろう。
しばらく説明が続くと周りのヤツらがパートナーの話についてコソコソと話していた。
……パートナー…一体誰にしようか…。
やはりレノンしか…よし、終わったらレノンと話そう…。
…キーンコーンカーンコーン……。授業の終わりを知らせるチャイムが鳴った。
「それでは、授業を終わります。
ノイシェはそう言うと教室から出ていった。
よし、今だレノンに話を…。
そう思いレオンは立ち上がりレノンの元に近づいて、声をかけようとした瞬間……。
「あ、そうそう、レオン君、こっちに来てもらえますか?」
ノイシェが戻ってきてレオンを呼んだ。
くそっ、タイミングの悪い…!
「ん、アンタ呼ばれてるみたいよ?」
レノンは振り返った。
「分かっている、今行くところだ。」
ノイシェの所へと向かった。
「何ですか?」
「いえ、ただ、優勝者に贈られるあの条件まだ皆さんには話さないでくださいね?」
「分かってます、先程の授業で話してなかったから伏せておくつもりでした。」
「そぅ、ならいいのよ。 呼び出してしまってごめんなさいね?」
「いえ、俺はこれで。」
「えぇ、さようなら。」レオンは早々と話を終わらせるとレノンの元にまた向かった。
今度は邪魔するヤツはいない、チャンスだ…!
レオンは話しかけた。
「レノン、いいか?」
「え、あ、あぁ、うん。」
少しビックリしたような顔になったが、気にとめなかった。
「パートナーは決めたか?」
すると更にビックリした顔になった。
「なんだ、さっきから?」
「いゃ、その、さっきから変だなぁって…だってアンタから話かけてくるだなんて…、それにパートナーの話まで…。」
レノンはしどろもどろになって答えた。
「そんな事はどうでもいい、パートナーになってくれないか?」
「あ、やっぱり…。 ごめんね、アンタが先生と話してる時にゲイルから頼まれて…、その、本当にごめんね?」
レノンは申し訳なさそうな顔をしながら答えた。
「なぜ謝る? 気にしなくていい。。 こっちも急にすまなかった。」
レオンはそう言うと教室から出ていった…。
…っ、何てことだ…!
…いつまでも悩んでも仕方ない他を…。
誰がいるんだ…、ダメだ普通じゃなってくれないか…。
芝生の上で寝そべっていた。
期限は今週一週間、決まらなかった者はくじ引き…。
っ、それだけは勘弁だ…。
どうすれば…、どうすればいい…?
色々と悩んでいると外が夕方から夜に暗くなっていた。
レオンは立ち上がり、寮へと歩いていった…。
どうも、九条です。 えぇ、読みにくいですよね? すみません、どうしてもいつものペースに戻ってしまって…(汗)いよいよパートナー決めとなったレオン。 さぁ、この先はどうなるか楽しみにしててください。