3時間目:次の行事
「失礼します。」
「………。」
レオンはレノンに連れられ職員室へとやって来た。
渋々やって来たレオンは挨拶をせず、迷惑がった顔をしている。
職員室にいる教師の数は1億人と、どの学校より群を抜いて1位である。
そんな1億人もの教師のデスクと生徒の資料、その他マル秘事項などのが置いてあるため、尋常ではない広さである。
よって職員室を利用する場合、転移魔法を使い、一気に目的地まで飛ぶのである。
「おぉ、相変わらず広いわねー。」
レノンは、はしゃぐがレオンはこれに一切興味を示さず、迷惑がった顔のままである。
「さぁ、先生の所まで行くわよ。 あ、違う場所に転移して逃げないでよね?」
レノンは顔をしかめレオンをじぃ〜っと見ている。
「うるさいな、そんなバカをするか。 さっさと終わらせるぞ。」
「え、あ、ちょっと、待ちなさいよ!」
レオンは魔法陣の上に乗ると、淡い光に包まれた。
風景がガラリと変わり、目の前に机と山積みになった書類、そして、そこに金色の長い髪の女性が座っていた。
「ん? あら、随分と早かったのね。」
金髪の女性はこちら見てにっこりと笑った。
彼女の名前は『ノイシェ=ラ=フランポワーズ』
容姿端麗で、スタイルも良く、声もつい聞き入ってしまうような澄んだ音を出している。
彼女は全生徒の憧れで、第125回ミス、アルカディアコンテストで見事ミスアルカディアに選ばれた事があるのである。
「今日はあなたにお話しがあって呼び出したのですが…、レノンさんはどちらに?」
ノイシェはそう言うと、魔法陣を見た。
すると、魔法陣が光に包まれ、パシュンと音と共にレノンの姿が現れた。
「先生、レオン君を連れてきました。
レノンはいつもより声色を高くし、ノイシェに近づいた。
「レノンさん、ありがとうごさいます。 それでは私はレオン君とお話しがあるのである、席を外してくれませんか?」
ノイシェは首を傾た。
「はい分かりました。 それでは先生、失礼しました。」
レノンはそう言うと魔法陣に乗り消えていった。
「さて、レオン君。 今日呼び出したのは……。」
ノイシェはそう言うと不適に微笑んだ…。
どうも、九条です。 ええっと今回初めて魔法が出てきたかと思います(笑) ええ、相変わらず文章に自信がありません、もしおかしい所があれば「ここがおかしい」と教えて頂ければ幸いです。