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9時間目:特訓は急にやってくる

────キーンコンカーンコーン────


鐘が鳴った。

授業が終わり先生が出ていく。


レオンは立ち上がり次の授業の準備を始める。


するとゲイルとレノンが近寄ってきた。


「なぁ、レオン。 パートナー見つかったって本当か?!」


「本当よ、どうなのよ? あんた何も言わないからビックリしたじゃない!」


慌てた様子で二人が問い詰めてくる


「あぁ、見つかった。」


レオンは素っ気なく答えた。

すると二人は目を合わせパアァと顔を緩ませた。


「やったじゃねぇか!」

「やったじゃない!」


二人は同時に叫んだ。


「あぁ、これで出られる」


───キーンコンカーンコーン───


喜びのつかの間、鐘が鳴った…。




「良いかお前ら、今日はお前ら専用の武器を出す。 そして、これから2週間の間特訓をする!」


野太い声が聞こえる。


「まず、この本に空間魔法と時間延長魔法をかけてある。 そしてこの本を使ってお前らは2週間訓練を行ってもらう、だが実際体験する時間は半年だ。」


周りがざわざわと騒がしくなる。


「おいおい、マジかよ」

「半年? そんな時間も本の中にいるのか?」

「つか、魔法の勉強はどうすんだよ?」


そんな不満ばかりが聞こえる。

しかし、その中レオンはやる気に満ちていた。


(半年か…長いが武器に慣れ、戦闘ができるまでには丁度良い期間だ)


「うるさいぞお前ら! 戦闘で魔法は使い鈍る事はない。 そして武器に慣れるのには丁度良い期間なんだ。 今回の行事はサバイバル形式だ、そんな生半可な気持ちで出来るとでも思っているのか!?」


急に静かになった。

確かにそうだ、と周りが頷き共感した。


「今からこの本を渡す。 説明をするから、それまで本をいじるなよ。」


本が配られ、説明が始まった…。の説明によると、本の中では武器に慣れる為の訓練が組まれているらしい。

そして、その訓練が終わると実際の戦闘に慣れる為の訓練が組まれている。

そしてまた、その訓練が終わるとパートナーとの戦闘訓練が始まる。


そして、全ての訓練が終わり本の外に出た時に、この本が指輪に変化し武器を呼び出したり、魔法を使う時の補助になるらしい。


これが主な説明だった。


「よし、お前ら良いか? 急な話になってしまったが、これからは訓練のフルコースだ、衣食住には困らないから存分に楽しんでこい! お前ら、本を開けろ!」


みんな一斉に本を開いた。

すると、巨大な魔法陣が現れ、レオン達を光に包み込んだ…。。

どうも九条です。 急にな話の展開になってしまいました(汗) 行事にここまでする学校って…、と思う方々もいるかもしれませんが、すみませんが我慢していただけると幸いです。

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