優しい門番と裸の変態
誤字脱字あったら教えて下さい!
巨人を倒した後、俺はアルファの案内通りにしばらく走って、町を見つけた。
「ようやく着いたな。」
しかし結構な距離走ったのに、全然疲れていない。スキルって凄いなあ。後、門番がいるけど多分止められるなこれ。
てか、修行しろって言われたけど、あんまり目立ちすぎて噂になったら、それこそ魔王が狙ってきそうだけど、それは良いのか?
『解。この国は魔王軍と敵対はして居ないのでその心配は不要です。しかし、あまり目立ちすぎると王城に呼び出されたり、命を狙われたりするかもしれません』
命狙われんの!?物騒だな。
『ステータスを偽装することは可能です。偽装することで、ある程度の面倒事は避けられると思います。偽装しますか?YES/NO』
そんな事が出来るのか。じゃあイエスで。
『なお、能力は実際下がらないので、あまり人前で本気で戦うとバレる可能性があります』
まぁ、本気で戦う何てよっぽどの事がない限り本気で戦わないだろ。
そして、俺は町の中に入っれなかった。いや、普通に門番さんに止められた。
「身分証明書はお持ちですか?」
持ってない。持ってるのは学生証だけ。流石にそれを渡すのはダメだと思ったので。
「すみません。ここに来る途中魔物に襲われてしまって、落としてしまいました」
その俺の言葉に門番は
「そうですか。再発行しますか?」
「お願いします」
その俺の言葉に
「では、名前と年齢を言いながらこの石を持っていてください」
そういい、渡されたのは透明な宝石。
「名前は九重 零で年齢は十七歳です。」
俺がそう言うと石が青く光り始めた。
「はい。完了です。次回以降からは再発行に料金が発生したしてしまうので気をつけてください」
そう言って、一枚の紙をくれた。
「ありがとうございました。」
「ええ、何か困った事があったら詰所に相談に来てください!では、楽しんでいってください」
そう言って、笑顔で町の中に入れてくれた。
しかし、さっきの石なんなんだ?なんか光ったけど。
『解。あれは、魔道具の一種です。あれを使えば嘘を見抜いたり、犯罪を犯していないかなどが分かります。ちなみに、嘘や犯罪を犯している場合は赤く光り、嘘をついていない場合や犯罪歴がない者に対しては、青く光ります』
なるほど。取り敢えず冒険者ギルド的なところに行こう。お金も稼いどいた方がいいしな。
『脳にこの異世界の文字をダウンロードしますか?YES/NO』
そんなことまで出来るのか!?じゃあイエスで!
『了解しました。ダウンロードを開始します。』
頭に何か色々な文字が入ってくる。そして、それが唐突に止んだ。終わったのか?
『ダウンロードを完了しました』
おお!字が読めるぞ!えーと冒険者ギルド?・・・真横にあったじゃねぇか!クソ、アルファさん何で教えてくれなかったんですか。
『解。今教えてもそうでなくともクエストを受ける場合に文字を読めないと不便だと思いましたので、先に面倒事は終わらせようと思いました』
確かに賢い選択だけど!ずっと冒険者さギルドの前にうろちょろしてたら凄く迷惑じゃん!まぁ、別にいいけどさ・・・。
まぁ、気持ちを切り替えて、さっさと入ろう。そして、夢の異世界ライフの始まりだ。そして、勢いよく扉を開けた!
「「「うおおおおおおおおおお!!!」」」
そこには裸で騒ぐ変態たちがいた。
「・・・失礼しました。」
俺は流れる様に扉を閉めた。何なんだあれ!初っ端から変態に会うってどんな確率だよ!いや、もしかしたら、見間違いかも!
勇気を出して扉を開けると・・・
「「「うおおおおおおおおおお!!!」」」
・・・やっぱり変態がいた。そして、裸の男達は俺を見て、
「ん?何だお前?」
ひっ!こっちに向くな!あそこが見える!
「新入りか?新入りだな!よしお前ら捕まえろ!」
「「「おうっ!」」」
そう言って、こっちに向かって走り出してきた。
「ひいいいいいいいい!!!」
俺は全力で逃げ出した。まあ、流石に街の中では服を着るだろ・・・。着ていて欲しいと願って後ろを向くと、案の定素っ裸だった。
しかもそれを町民の人たちは、
「今回はどれぐらい逃げれるかなぁ?」
「がんばれー!少年!」
「あ、ロイドさん達こんにちは!」
慣れたようにこの騒ぎを見ている。しかも、変態に笑顔で挨拶する人がいっぱいいる。何で?
俺は必死に逃げる。俺の敏速は最大のSSSなのですぐに、振り切る。そして、息を整えるため少し広い路地裏に入った。
そして俺は一息ついた。後ろに変態がいるとは知らずに・・・。
「ハアハア、何だ、あいつら。まぁ、振り切ったし宿屋でも探して取り敢えず寝ようか・・・」
な、と言い切る前に俺は後ろから顔に袋を被され、縛られて変態たちに連行された。
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