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#28

そろそろ騒動っと

・・・・ネファリアン学校はバースデッド王国の者たちだけではなく、他国から留学・転校してくる者たちもいる。


 その為、学内では他国の生徒を見ることがあるのだが・・・・




じーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ



「・・・・・・ん?」



じーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ・・・




「んんん?」



 ふと、カグヤが何か視線に気がつくと、その視線の主はすぐさまいなくなった。



 ここ最近、妙に誰かの視線をカグヤは感じているのである。


 けれども、その視線の主を見ようにも振りむいたらすぐにいなくなるのである。





「ここ最近なんか妙に視線を感じるんだよな・・・」


 昼食時、学内の食堂でここ最近一緒にいるリースに相談してみた。


「ふむ、お前に対しての視線か?自意識過剰ではないだろうか?」

『そんなことありませんよ。カグヤ様はそこまで目立とうとも欲望も特にありませんし、貴方のようにしょっぱなから自身のプライド的に勝負を仕掛けてくるような人ではありませんからね』

「おい!さらりと僕にょことで悪口言ってなかったか!?」

(((あ、噛んだな)))


 リースは本の状態でそこにいたアンナに怒ったが、其の会話の中で噛んだことに皆なんとなくそう思った。


「喧嘩するよりもこっちの相談なんだが・・・・」

「流石に僕にそれを言われてもわかるわけないだろ。じーっと見てきているのならば、すぐさま振り向いて追いかければいい話ではないか?」

「それがな、振りむいたらすぐ消えて、追いかけようにもわからなくなるし・・・」

『私がばれないようにこっそり近づこうにも、本が空を飛んでいる時点で目立つことこの上ないですからねぇ』


 

 別に気にしなければいい話である。


 しかし、目力というか、その視線が強くて気になるので無視し切れない。


「誰が、何のために視線を向けてきているのだろうか・・・・そこが分からないのもモヤってくるんだよな」

「視線が気になるか・・・・はぁ、しょうがない。この僕もその視線の正体を探ろう。再戦をいつか望む相手が、その気になることで実力を発揮できないようなことは避けたいからな」

「ありがとうなリース」

『最初の印象は最悪でしたけどね』

「お前には言ってないんだよこの本野郎!!」

『本野郎って私は女の子ですよ!?野郎はないでしょ野郎は!!』

「女の『子』という感じか!?人の姿になった時のは大人のような感じみゃったろうが!!」

((((また噛んでいるなぁ))))


 アンナとリースの喧嘩に、その場にいたカグヤ含む全員がそう思うのであった。


 最初は喧嘩を仕掛けてきたやつだけど、こうして話してみると結構いいやつだというのはわかる。

 

 けれども、怒ったらよく舌噛むんだよな・・・・・

「巻き込まれの才能」発揮中かも?

視線の正体は一体何なのだろうか?

次回に続く!!

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