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#12

さてと、都市名をここで初公開です

・・・ようやく学校がある首都に馬車が到着し、カグヤたちは首都の中へ入った。



 バーステッド王国の首都ロウソリアンの中心にはこの国の王城が会って、そこを中心として円を描くように街並みが建設されているのである。



 よくファンタジーとかだと周囲に堅牢な城壁が設置されていそうだが、そんなものはなかった。


 うん、残念だとは思っていないからな。一応、城を囲うようにして城壁は建てられているし、文句はない。


 ただ、首都にはいるには検問所があるようで、きちんと身分が証明できないと、何かの制限が賭けられるという事もついでに教わったのである。



 ちなみに、検問所にいた衛兵の一人があたまから某配管工の敵キャラにいそうな植物型の魂魄獣に、頭からがぶりんちょされていたが・・・・大丈夫なのだろうか?血出てなかった?



 とりあえず、何も出くわさなかったと理解して首都内にはいれたが、流石というか、都会という感じである。


 建物があちこちに建設されており、街道もしっかり石畳で舗装されている。


 広いので、わかりやすく理解するためにアンナにちょっと頼りました。



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バーステッド王国:首都『ロウソリアン』


・国王ダースヘッド・フォン・バーステッドが治めている都市であり、この国にとって重要な場所。

・中心部に王城があり、そこから城下街が作られて発展していったこの国の心臓部ともいえる。

・名前の由来は幾つか説があるようで、はっきりしていない。

・義務教育機関である学校もあるが、それ以外にも病院や商店街などと、生活に欠かせない施設が集中している。

・国王が胃を痛めやすいらしく、王城周辺には薬屋が多い。

・人口は多く、この国の総人口の半分以上住み着いている。

・人口が集中していることもあり、衛兵たちによる見回りなどがしっかり行われ、犯罪をできるだけ防ぐようにしているので治安はいい方である。ただ、衛兵が衛兵にしょっ引かれるという情けないこともある。


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『その他いろいろありますが、とりあえず住み心地は良い都市であり、治安もさほど悪くないようです』

「でもその最後の方の情報って大丈夫かよ」


 衛兵が衛兵にしょっ引かれるって・・・・酒の飲み過ぎで泥酔している同僚を引きずったりなどがあるそうだ。


 うむ、酒の問題も万国共通なのか。





 医療機関なども充実しており、病気で死ぬ人はこの都市だと少ないらしい。


 ただ、その医療機関が充実した理由が、国王の胃痛が原因らしく、それをできるだけ和らげるようにいろいろした結果、なぜかそうなったそうな。



・・・・胃痛の原因、シグマ家もあるだろうな。なんだろうこの申し訳なく思う気持ち。



 そう思いつつ、カグヤ自身も国王にとって新たな胃痛の原因となることは、この時まだ知る由もなかった・・・・・・。




「そうそう、学校だけれども入学試験があるのよ」

「え?」


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学校に入学するのはこの国の国民にとっての義務のようだが、一応その才能などによっても成長にばらつきが出るため、あらかじめ入学試験が行われる。

この事実を親が子に伝えるのは、都市に入ってからであり、最初の抜き打ちテストとも言われている。


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・・・・アンナのページにそう表示され、入学試験という存在をカグヤは知った。


『まあ、カグヤ様の才能とかを考えると別段問題はないですかね。・・・いや、むしろ手加減してあげたほうがいいですよ?今のカグヤ様の状態って軽く同年代の結果平均を超えますからね。バカが絡んできた場合、ついうっかりで頭バァァァンってなる可能性がありますしね』

「それを先に言えよ!!」



 というか頭バァァァンって何!?そこまでひどいことする気持ちはないんだけど!!



 幸先が不安になったカグヤであった。



まあ、そもそもシグマ家の子供に絡むような馬鹿がいるかというのが問題だけどね。

「巻き込まれの才能」があるからなー・・・・・この才能って、なんとなくほかの小説の主人公たちが持っていそうだよ。

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