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#86

ちょっと短めです

「「‥‥‥はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」」


 その日、学校内に物凄い叫び声が響き渡った。



 カグヤたちが見て見れば、ルシスとネリスの二人が、なにやら手紙のようなモノを呼んでこの世の終わりのような驚愕の顔を浮かべていた。


 彼らが転入してきて1週間ほど経過しているのだが、もうすでにこの学校名物の「ナンパ兄と恐怖の妹」として知れ渡っており、普段から生傷が絶えないような状態である。


 そんな二人がそろって驚愕の顔を浮かべていることは珍しく、周囲は何事かと思った。



「一体何があったんだろうかあの二人」

「すごい叫び声と言うか、悲鳴だったな」

「手紙を見てのようですけれども、何があったのでしょうか?」


 それぞれがざわめくが、ただ一つはっきりしていることは彼らにとって物凄くいやな事が伝えられたのであろう。



「‥‥‥っ、あの腐れ野郎がミーのいるところに来やがるのかぁぁぁぁぁぁ!!」

「国際問題にでも起こしたいのかあの(放送禁止用語(ピ―――――))で(放送禁止用語(ピ―――――))な、(放送禁止用語(ピ―――――))がぁぁぁ!!」




 物凄く荒れた様子でそう叫ぶルシスとネリスの二人。


 仮にも一国の第3皇子と王女が、その言葉遣いので良いのかというツッコミはなかった。



「しかも予定だと明日来るだとぅ!?せっかく逃れられたと思っていたのに、わざわざ来るなぁぁ!!」

「(放送禁止用語(ピ―――――))で、王城内にずっと引きこもって色々と励めばいいのに、もう関わりを持ちに来るなよ!!」



 荒れに荒れまくる二人。




 ここまでひどい荒れようだと、何があるのか物凄く気になるのだが‥‥‥カグヤは大体予想がついていた。



(アンナ、あの二人が荒れている理由ってなんとなくわかったんだけど)

(カグヤ様の予想と同じですよ。例の神からの連絡があった大馬鹿者の魅了垂れ流しの人かと)


 アンナも同じ予想を考えたようである。


 となれば、あそこまで荒れている二人の言葉から推測できるのはただ一つ。


 その件の大馬鹿者が、この学校に来るという事であろう。


 神からの用件であった人物が来るのは向かう手間が省けるからいいことなのだろうけど、果たしてどのように対応していくべきか困ることになったようであった。



「って、そっか何も一人で解決しなくても良いのか」


 ふとある方法を思いつき、カグヤは憤慨しているルシスとネリスの二人に目を向けた。


 どうやら彼らもその人物を嫌いまくっているようだし、神からと言う情報は隠して‥‥‥協力をなんとかとれないか接触してみるか。


 思いついた妙案に、カグヤはどのようにして接触すべきか考えにふけるのであった‥‥‥



協力を呼び掛けるのもありだろう。

互に利害は一致しているようだし、損はない。

ま、そううまいこと事が運ぶのかを考えたらどうなるかはわからないけどね。

次回に続く!!


‥‥‥水面下では、既にシグマ家が調査していますからね。カグヤたちの動きに合わせて、何かしらの手助けをしてくれると良いんだけどなぁ。作者にしても、シグマ家がどうも扱いにくい存在なのである。

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