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感情をなくした君に。  作者: 国光美結
あなたの父親、わたしの父親
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第4話 はかない恋


「夢月、おはよ。もう1限目終わったよ?」

「おはよう。ちょっと色々あってね。」


先ほどの衝撃的な出来事からかなりの時間がたち、私はやっと学校に着いた。


「夢月が遅刻なんて珍しいね。なにがあったの?もしかして、また変な男に絡まれた?」


この子は長岡夜という幼なじみで私のことを多分1番よく知っている子だと思う。


「まあ、あながち間違ってはないかな.....。」

「誰?今からちょっと殺ってくる。」

「夜が言ったら冗談にならないわよ。」


夜は空手の黒帯を持っている。

これまでも私に絡んできた不審者やナンパ達を何人退治してきたのだろうか。



「安心して、変人だけど悪い人ではないと思う。」


筒井さんを見た限り悪い人とは思えない。

それに、向こうも私のことを好きな訳では無いのではっきり言って気が楽だ。


「夜、私結婚するから。」


夜にはいつもお世話になっているので1番に伝えといた方がいい。


「え?!冗談でしょ?」

「私が冗談を言うと思う?」


このセリフさっきも言ったような.....。


「え?誰と?どうして?何があったの?!」


説明するのめんどくさいな..........。


「はかない恋がやっと叶ったってことにしといて。」


ごめんね、夜。本当はただの契約結婚なの。

とは、言わないことにした。


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