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感情をなくした君に。  作者: 国光美結
あなた次第、わたし次第
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第3話 知的な装い


「えと、本気で言ってるの?」

「冗談は言いませんが?」


この人は自分からプロポーズしたのに、OKされることは考えていなかったのだろうか?


筒井さんの顔をまじまじと見た。


黒くてサラサラな髪に大きな目、程よい高さの鼻、引き締まった唇からはチャラさではなく知的な雰囲気を醸し出している。


「なんで、OKしちゃうの?!」


......この人、見た目は賢そうなのにすごいバカなのかもしれない。



「自分からプロポーズしたのに、OKしたら怒るんですか?」

「いや、怒ったわけじゃなくて、その........勝手に家の事情を知られた上にプロポーズなんてされたら普通断らない?」


そんなことを気にしていたのだろうか。


「別に構いません。結婚をOKしたのは...今の状況から抜け出せるのではないかと少し期待したからです。」


もしも今の状況から抜け出せるのなら私は大抵のことはできる。




――――お前なんてこの世にいらないんだよ。




私は変わりたい。

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