表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
感情をなくした君に。  作者: 国光美結
あなたの謙遜、わたしの謙遜
18/21

第17話 寂しさ


――あっという間だったな。

筒井さん親子が来てから今日まで本当にあっという間だった。


今日から私は筒井さんとマンションで同居することになる。

つまり、引っ越しをしなくてはいけない。


「準備できましたか?」

引越し業者の人が私に尋ねてきた。

持っていく荷物は少ないのでとっくにできていた。


「あと少しだけ待ってもらえますか?」

私は家を見ながら聞いた。

悪い思い出ばかりだが、この家はお母さんと一緒にいられた空間でもある。

いざ離れるとなると寂しさが心を覆い尽くした。



―自分が決めた道なんだからしっかりしなさい。

お母さんの声が聞こえてくる気がする。


「準備できました。お願いします。」

引越し業者の人の目を見て頼んだ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ