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プロローグ
いつもと同じ朝。
いつもと同じ風景。
何にも変わらないはずなのに何かが変わりそうな予感。いや、変わりたいだけなのかもしれない。
――だれか、私を助けて...。
声にならない声を私は出し続けていた。
それに気づいてくれたのはあなたでした。
「あ、あの!」
君の声が聞こえたあの瞬間から私の人生は180°回転した。
「僕と........結婚、しませんか?」
「はい?」
高2の春、私相内夢月は結婚することになりました。
世界を変えてくれたあなたに伝えたいことがあります。