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悪役令嬢の前世の独白ツー

それなりに不幸だった。

それなりに幸せだった。

それなりに不幸で幸せで不幸だった。

別に目を見張る様な美人じゃ無かった。

別に目を反らしたくなる様な不細工じゃなかった。

別に何にもしなくても100点が取れるような天才じゃなかった。

別に何時も追試を受けなければならない様なバカでも無かった。

何時も平均チョイ上ぐらいなのだ。

平々凡々そんな言葉の似合う子だった。

似合う子だったのだ。

ただ一つ

絵を描くのは得意だった。

何かを訴えかけるような絵を描くと褒められたこともあった。

芸術に長けていた。

音楽はからっきしだったが。

ただそれだけなのだ。

芸術に長けていたから距離を置かれた。

私が人と違うから。

ただそれだけなのだ。

そんな私が生まれ変わった。

そぅ。

悪役令嬢と言う無くてはならない当て馬に。

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