プロローグ~好奇心と決意~
諸事情により書いたこともない小説を書いてみました。
とても読みにくいかもしれませんが、多目に見てくださると幸いです。
ぜひ、最後まで読んでみてください。
よろしくお願いします。
───8月31日。
俺たちは今、自分たちが通っている『双ヶ丘総合高等学校』の前にいる。
いや、校舎が移転したので正確には夏休み前まで通っていた旧校舎だ。
なぜ校舎が移転したかというと、ここ双ヶ丘総合高等学校略して、双校の旧校舎では俺らが入学して間もなく、つまり今年の春頃から不可解な事件が頻繁に起きていたために、それに怯えた教員たちが生徒たちの身を案じ移転を決定したとのこと。
この決定がくだされて夏休みに突入したのだが、俺は学校のことが気になって夏休み気分になんてとてもなれなかった。
しかし、それは俺一人が感じていたことではなかったらしい。
この学校の生徒の中で『学校の不可解な事件の謎を暴きに行こう』という件名のメールが夏休み半ばに回されていたのだ。
いったい誰が回したのだろうか。
先ほど旧校舎に来ていた数人に詳細を聞いて回ったが誰も知らなかった。
しかし、そんなことはどうでもいい。
このメールを見る限り書いた本人は学校で起こってる不可解な事件の真相が知りたくて知りたくてたまらないように見える。
どうやら夏休み気分になれなかったのは俺だけではなかったようだ。
だがしかし、このメールを見たからにはなんとしてでもあの『不可解な事件』の真相を暴かなければと、そう思ったのだ。
それに、『これ』についてはかなり興味があった。
真相を暴いてやる。
そんな好奇心混じりの決意を胸にし、俺、
山石勇治は旧校舎の校門前に立っている。
俺が月をバックに旧校舎を見上げていると、
「とっとと中入ろうぜ」
と、早く用を済ませて帰りたいと言わんばかりの気だるさの中にイラつきを交えたような声がした。
そんな声の主を見て、
めんどくさいなら来なければいいのに、と少し呆れてから俺は旧校舎に向き直り、一歩を踏み出した。
今日の月はやけに明るく地上を照らしているように見えた。
それが俺にはとてつもなく不気味で俺たちをどこかへ連れ去ろうとしているように感じた───。
挨拶が遅れました。
初めまして、めぐやと申します。
今回初めて小説を書いてみました。
この作品は連載を予定しております。
色々と不安ですが頑張っていきますのでよろしくお願いします。
気まぐれな投稿になってしまうかもしれません。
今後ともよろしくお願いします。