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拝啓、あの世の私へ  作者: りんごあめ
第二章 白陽総合学園編
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30話 新たな事件の予感

 状況の共有が済むと私達は作戦会議を始めるが、三峰さんはそう言う難しいのはみんなに任せると言い部屋の隅からミシンを引っ張り出して動かして始める。

「あの、三峰先輩いらっしゃいますか?」

 部屋のドアが開けられ、ジャージ姿の生徒が入る。

「ん? 私に何か用〜?」

「えっと、演劇部なんですけど、お願いしてた衣装って」

「衣装はもう部長に渡してると思うけどぉ」

「ですよね……。すみません」

「何かあったのぉ?」

「それが、部長が朝から見当たらなくて。早めに衣装の確認を済ませたかったんですけど」

「そっか。ねぇ不知火君、私も行ってきて良い〜?」

「いや、行くも何も、そもそも手伝ってないじゃん」

「じゃあ、行ってきま〜す」

「あ、ちょっと待って」

「何ぃ?」

「いや、みつじゃなくてそっちの演劇部の子」

「え、私ですか?」

「そう。最近変わった事とか無い?」

「変わったこと……。特にはないですけど。紫陽の生徒さんがいらして、何かあったのですか?」

「いや、ないなら良いんだ」

 校内の地図と高木さんと悠さんの話を元に爆弾が仕掛けられる可能性のある場所をまとめると高木さんは展示の準備が残ってるからと教室へと戻っていった。

「あの、紫陽学園の人がいるって聞いて来たんだけど」

「はい、何か用でしょうか?」

「一応僕たちは何でも屋じゃないんだけど……って、あなたがわざわざ何のようですか」

「おや? わたしのことは既に知ってる感じ? いや〜、嬉しいな〜」

「そりゃぁ、この学園にいて知らない人はいないでしょう、演劇部部長の出雲心音(いずもここね)さん。部員の子が探してましたよ」

「そっか。それは後で謝っておかないとだね」

「それで、わざわざ何のようで?」

「君たちに調べてもらいたいことがあってね」

 そう言って出雲さんは何枚もの紙を差し出す。

 というか、ここに来てから話に置いていかれること多くない?

 気のせい?

「これなんだけど、差し出し人を探して欲しくて」

 出雲さんはそう言い何通も封筒を並べる。

 中身はデカデカと『見つけた』や『もう逃げられない』と書かれていていた。

「これは何処で?」

「ここ最近、部活動宛に届いたの」

「申し訳ないけど、流石にこれは管轄外というか、厳しいかな」

「まぁまぁ、そう言わずにさ〜。それにある程度目星はついてるから」

「誰か心当たりがあるの?」

「そうだねぇ、パッと出るのは私が元いた事務所の関係者かな?」

「まぁ、そこまで分かってれば何とかなるかもだけど」

「そう? じゃあお願いね!」

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