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拝啓、あの世の私へ  作者: りんごあめ
第一章 紫陽学園編
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13話 現場検証②

 悠さんと2人で講堂まで案内すると八重沙羅は凄まじい速さで部屋の隅々まで確認をして行く。

 そのスピードに呆気に取られていると、別れ際みやさんに言われたことを思い出す。

「いい? 姉の方、沙羅はギフト無しで紅輪のNo.2まで行った化け物だから、絶対に目を離さないでね」

「それってそんなにすごい事なんですか?」

「そりゃ、周りに人並外れたプレイヤーがウヨウヨいる完全実力主義の学園でほとんど頭脳だけで戦っているんだから」

「それは凄いですね……。分かりました、気をつけます」


 そうだった、目を離さないようにしないと。

 とは言ってもあの速さはどうなっているんだろう。

 そんな事を考えているのが顔に出ていたのかこちらを見る八重と目が合う。

「そんなにじっと見て何か面白い物でもありましたか?」

「いや、えっと……」

「はぁ、別に見てたいなら好きに見ててください。どうせ『目を離すな』とか言われてるんでしょう」

「それは」

「まぁまぁ、八重さん。そこら辺にしておきません? そちらも連邦生徒会の仕事なんですし、後々怒られても知りませんよ?」

「普通に考えれば、怒られる可能性が高いのはそちらでは? 一般人に被害は出てないものの結果犯人は捕まらなかった訳ですし。こんな所で油売ってる暇があるなら、早く犯人を探しに行ってはどうです?」

「なるほど、紅輪のNo.2サマは僕たちが遊んでいるとでも? これでも着々と犯人探しは進んでいますよ」

「そうですか、それは失礼しました」

 そう言うと八重は再び作業に戻る。

「悠さん、犯人探し進んでいるって本当ですか?」

「まさか、エレナちゃんだって知ってるでしょ。正直もう後がない」

「じゃあさっきのって」

「ああでもしないと本当にない事書かれかねないからね」

 その後もいくつかの教室を周り外に出ると、ちょうど紗奈も校舎から出てくる。

 2人は来た時と同じように空間に亀裂を入れるとその中へと入っていく。

「それで、見たい物は見れたんですか?」

「ええ、十分にね。紗奈こそ、2人もいたんだし何か聞き出せなかったの?」

「2人? いえ、戸田会長1人だけでしたが」

「そう、じゃあ一体あの狐はどこ行ったのかね」

「狐ですか?」

「ええ、でかいのが一匹ね」

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