幾人生（いくとせ）廻れど、日と月は共にあり

※所々数字が変わっています。作り込みが甘く、混乱を招いてしまい申し訳ないですが、ご了承ください(^-^;

永夜子（とよこ）とは、神女（かみめ）の名前だ。
神女とは建国神の片割れである夜の女神の生まれ変わりであり、光明の男神の末裔である常磐ノ國天子・透明（とよあきら）の妻となる役目を担っている。

だが18歳を迎えて透明の妻になるという前日に、永夜子は透明の腕の中で血を吐いて死んでしまう。
死んだはず。否、死んだと思っていたがそれは夢だったらしい……そう思ったのも束の間、永夜子は再び死んだ。かと思えば、また気づけばそれは夢。
幾度かそれを繰り返した矢先、それは夢では無く、前世の出来事だと気付く。
『自分は神女に選ばれると死ぬ』と悟った永夜子は、なんとかして生き残ろうと努力する。