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「レオ」
声がする。
レオナルドは目を開けた。横になっているようだ。
なんだろう、体が重いような気がする。
「レオ、食べなさい。きっと空腹のはずだ」
強化ガラスの向こうで、博士が言う。
そして、目の前には血が異様に浸み出した肉があった。自分と同じくらいの大きさの巨大な肉の塊だ。
レオナルドは、顔からその肉に飛びついた。
食べたくて仕方ない。言われた通り、腹が減っておかしくなりそうだった。
「まだ新鮮だからな。しかし、お前の体の変化には驚くしかない」
博士は何か言ってい流が、レオナルドは構わず、喰らい続けた。
「2日でここまで変わるのなら、大したものだ、レオ」