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ヴェーラさんの案内で宰相様とやってきたのはこの魔王城を守るトップがいて鍛練場の鍛練を監督する為の部屋なのですが、どうしようさっきから動悸が止まらないです。


なぜか?と聞かれたら答えて差し上げましょう!!ええ、あなたが望んでいなくとも!!


魔王城のNO.2の宰相様と元帥様が揃っていらっしゃる上にさらにその部下である補佐官ヴェーラさんと軍部上位の獣人のみなさまがいらっしゃるからです!!いらっしゃるからなのですよ~~~!!


とは言っても叫びませんよ?この胸をたぎる熱すぎる胸キュンキュンな動悸は一人になったときに悶えるために今は我慢しますから、だってそんなことをここでしたらみなさまに引かれるじゃないですか


「一音?どうかしたのか?」


平常心平常心と思っていたら元帥様がぽんっとその少し堅い肉球が付いた手で私の頭を触ってのぞき込んでくるもんだから熱い物が鼻にこみ上げてきそうになるじゃないですか


「い、いえ どうもしませんよ?」


「そうか?気分が悪いようなら言うんだぞ?」


「はい、ありがとうございます」


ああ、その凶暴そうなお顔に似合わず優しい目元に胸がキュンキュンしっぱなしです


「さて、では一音 鍛練場に入りましょうか

ウルリヘ お願いしますよ?」


「ああ、まかせておけ お前たち一音にちょっかいかけてくる奴は容赦なくたたき伏せろよ」


『了解です!』


元帥様の言葉にみなさんが答えて実際に鍛練をしている人たちが居るまぁ、いわゆる運動場的な場所へ移動するのですが私の右横を宰相様、前を元帥様、左横をヴェーラさん後ろには上部の最強な団長様その周りをさらに固めるように服団長様やらが固めてくださっております。


なに?この最強の壁 な状況はまぁ、先ほどもいったとおり命の危険があるからなんだよね

最初、この鍛練場に来た時には宰相様と二人だったのだけれどそのときにそりゃぁもう、恐ろしい目に遭いましたとも


生きててよかったと今でも思います。


まぁ、そんな目にあったということをもちろん魔王(本物)様に報告するわけで、その次からは宰相様だけでなく元帥様と補佐官であるヴェーラさんが一緒にいってくれることになって

で、現在に至るというわけだ


まぁ、二度目以降はしばらくは怖くて仕方がなかったけれど宰相様や元帥様やヴェーラさんたちのおかげで今はどちらかと言えば頼りがいがありすぎて逆に申し訳なく思うようになってしまっているのだけれど・・・でも!!ヴェーラさんはもちろん元帥様も胸キュン獣人様なので実はすっごい嬉しかったりもするわけです


元帥様は怖いお顔とよく言われてるみたいですが怖いといえば怖いけれどかっこいいと言えばかっこいいです。

まぁ、一言で言えば元帥様は狼の獣人です

超かっこいいと私は思いますのですが同じ獣人の方たちからすると超絶恐ろしいお顔をされているとのことです


たしかに牙をむき出しにして凄む時は超絶怖いですが普段はそんなことないですし、肉球付きのお手は超可愛いですし、ヴェーラさんと並ぶと内心悶えてしまうぐらい萌えますし、しかも元帥様 程良い筋肉が付いてるのに毛並みはさらっさらでつやっつやの白銀の毛並みでたまらんのですよ!!


あ、そうそうついでに、宰相様はなんとエルフなんですよね、しかも古代エルフ(エンシェントエルフ)というエルフ族の中で最上位に位置する稀少種なんだそうです

すらりとした体躯に精巧な人形のような顔立ち、薄い金色の髪は長く腰まであるのに絹糸のようにさらさらで枝毛なんて一本もありません ええ、マジで一本もありませんでした


なんでもできるスーパーマンな宰相様とちょっと苦労人体質の元帥様はさすが魔界の同率NO.2な二人で、そんな二人を遙かに凌駕するらしい魔王(本物)様は引きこもりというなんともいえない魔王城ってどないやねん!!って思わなくもないですよね~



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