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魔王(本物)様の部屋を出て仕事をするために執務室へ向かうことにしたのはいいのだが
「まおーちゃん♪相変わらずふくふくねぇ~」
なぜか現在後ろから抱きつかれてセクハラを受けております。
「あ、あの、ロッテ様?その、なぜ私はセクハラされているのでしょうか?」
「えぇ~?セクハラぐらい~いいでしょぉ?」
「よくありません!」
腹を揉むな腹を!!あれか?気にしているのをわかってやってる確信犯でしょ?しかもさわり方がエロい!!
「んふ~、まおーちゃんはかまいがいがあるわぁ~」
力一杯、手を剥がそうとこころみるも人外様なロッテ様の手は剥がれる気配すらない
セクハラを当然とやってのけるサキュバスのシャルロッテ様、愛称ロッテ様はセクハラ自由人なエロサキュバスです
。そして現時点でセクハラを受けているのは私です。
「よいではないか~♪よいではないか~♪っていうのよねぇ~」
ロッテ様がそんなことをいいながら服の中にまで手を入れてきた瞬間、ゴスッという音とともに手が外れて
「どこぞの悪代官ですか貴女は」
という呆れを含んだ宰相様の声が聞こえてきて、どうにかセクハラエロサキュバスことロッテ様から距離をとる
「いった~いっ!!ひっど~い、女の子は優しく扱ってよぉ~」
ぷく~っと頬を膨らませながら頭をさすっているロッテ様にハッと笑って見下した笑顔のまま、年齢詐欺がなにをいっているのですか?と黒い笑顔の宰相様
「で?シャルロッテ 貴女は仕事をさぼってこんなところで一音にセクハラをしているのですか?」
「うっ!!・・・・えっとぉ、なんていうかぁ~」
てへペロっといいつつ宰相様から距離をとるロッテ様、そしていまさらですが私の名前、水川一音といいます。そして宰相様はアーダベルトと言います。あ、魔王(本物)様の名前も知りたいですか?そうですか、魔王(本物)様はアリーヤと言う名前です。決して今まで名前を言うタイミングがなかったとかそういうことではないのですよ、ないのですよ!!
「勇者に攻略されたのですか?」
「うう・・・そうなのよぉ~、思った以上にぃゆーしゃちゃん強くてぇ・・・」
両手の人差し指をぐりぐり合わせながらいいわけをするロッテ様はあざといけれどセクハラだけど、そういう仕草が妙に似合っているのはなんだか同じ女として複雑です。
だって、自分がやったって明らかにキモチワルイからですよ、そうですよ
「この前~、まおーちゃんの世界にぃ、遊びに行った場所ぉ~まねて作った仮想空間でぇ~思ったよりもゆーしゃちゃん、楽しかったみたいなのぉ~、で、あっと言う間に攻略されちゃったぁ~、のよねぇ~」
「ロッテ様、ちなみにその遊びに行った場所というのは?」
「大阪ってところのおっきなぁ~、確かぁ~ユニ「わかりました、それ以上は著作権的なモノがアレなので」
思わず言葉を切りました、ごめんなさい
だって、著作権とか的なアレとかコレとかありますので
「楽しかったからぁ~、ね?」
えへっと笑うロッテ様に悪気のわの字も感じられません。そうですか、楽しかったですか。わかります私も楽しかったですからあそこ
「次は~、東京って付くぅ~千葉にあるあのおっきな遊園地に行きたいわぁ~♪」
「わかりました、ではシャルロッテ 報告書を今日中に持ってきてください。今日中にですよ?少しでも遅れたら・・・・わかっていますよね?」
にぃっこりと笑う宰相様、それに対してヒクッと笑顔がひきつりわかったわよぉ~と意気消沈気味に言うロッテ様
「では、一音 休憩時間は終わりです。午後からは視察です。まずは鍛練場に向かいますよ」
「あ、はい!」
とりあえずセクハラサキュバスロッテ様にがんばってくださいねとエールを送ってすでに歩きだしている宰相様に追いつくべく小走りで後を付いていく
しかし、仮想空間にあのテーマパークを再現したのか・・・勇者パーティ、楽しかったんだろうな
そんなことを思いつつ、午後からのお仕事頑張りまっす!