表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/10

DNA一致

地下研究室のコードネイム『コブラ』、IQは210を超える男はこのエリアで15年間、

様々なDNAとウィルスの難解なバズルを解いてきた。

年棒にして約1億円を手にしてきたが、唯一の問題はこの研究室から解放され、

有り余る金を使える日が解らない事だ。


1999年春、大学院を首席での卒業を間近に控え、仲間同士で飲み明かした結果、

朝焼けのハイウェイで黒づくめの男を引き殺して警察の留置所で人生を投げすてた。

その5時間後、鉄格子に現れた男は引き殺したはずの黒づくめの男が笑顔を浮かべ立っていた。


はめられ事に気付いた時に大学院の恩師の

『会って貰いたい人がいるんだヘンリー・・・膨大な報酬と輝く未来を保証してくれる!会ってみないか!』との誘いを半年前に断った・・・

2週間後に恩師はハイウェイで横転事故でこの世を去った・・・自分の事故現場で・・・

恩師が『もう一度考えみないか?』強張った顔でうつむき加減に懇願した顔が蘇った。


あれからコードネームが渡され、自分の履歴が消し去られ『大学院生ヘンリー・ジャクソン、ハイウエイにて事故死』の記事以来・・・政府のシークレットスタッフとなった。


救いは死亡した恩師が地価研究室で会えた事・・・である。


その恩師が7日前に本当に死亡した。

最後まで研究室の真紅のノートパソコンについて教えてくれなかったが、死の直前、

『このプログラムは送られてくるあらゆる血液サンプルとあるDNAとの一致を求めて解析が行われているが、一致時にアラムーが鳴る・・・鳴ったら内線13を早急にダイアルしてくれ・・・ヘンリー・・・』、恩師は最後の会話を終え、扉を開け立ち去った・・それが最後の会話だった。


そして今、真紅のパソコンが鳴り始めた、画面には『VSパンドラ』の文字が映し出されていた。


内線13に伝えると、受話器向こうからは戦闘機の爆音が聞こえた・・次の瞬間

『ドクター、その場で待機願います・・・では!!』

冷徹な声は十分、経験豊富な軍人であることが分かった。





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ