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レベル7




衛星からの高解像度の映像はMGMホテル上空から猛禽類が描く円の様にあらゆる角度から映し出されている。

コメンテーターの『まさか、電源に小型核エネルギー発電を使用しているとは・・・・』、テレビからはアナウンサーとコメンテェイター掛け合いが聞こえてくる。

白煙が無数に上がり、周囲に向かう軍用車とヘリ、反対方向へ猛スピードで走り抜け様とする高級車が検問所で渋滞にはまる光景が砂漠の1本道に映っている。


旧日本大使館の88歳である現役の黒田顧問は自宅で横目で報道を見ながら、PCのメールの添付動画を粒さに観察していた。

『フクシマより酷い事になるな・・高温焼却が一番の方法だが・・酷い』

冷蔵庫のビールを空け、デスクからソファーに座り直した時、スクランブル衛星携帯電話が猛々しい音で鳴り響く・・・発信者を見た瞬間に黒田は携帯電話を壊したくなる衝動を抑え、『・・・承知いたしました・・・すぐに向かいます・・』と答えた。


黒田がドアを閉める瞬間、消し忘れのテレビから、アナウンサーが『わが国は今回の事故を核事故としてレベル7である事を発表いたしました』の声


黒田は足を止めた・・・目の前の黒の4WDのヘッドライトに2人の男が映し出されていた




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