初デートの約束
学校がラスト1時限になったところで
先生が前に立ち、言った。
「今日は修学旅行で何をやるか決めます。」
肝試し、カードゲームなどといろいろ案が出たが結局、肝試しをやるということになった。旅行先は、森に囲まれており、一番奥に古い神社があるという。そこにある札を置くとクリアらしく1人では怖いという意見が出たので2人ペアでいくことになった。僕は仲のいい友達がいてその人と行こうと思ったが、先生がみんなに青春を味わってもらいたいということで良くも悪くも男女ペアで行くという決まりになった。
「ねえ、一緒に行かない?」と華凛に言われ、返事は
もちろん「うん!」見栄を張ったが僕はホラーが大の苦手だ。
そこで僕は華凜に
「僕の家で映画でも見ない?」
と、誘ってみたものの内心やってしまったと思っている。
「いいよ!どんなの見る?」
「ホラー?恋愛?ミステリー?」
華凜の声からしてわかる、楽しみにしているに違いない。
僕には作戦がある。
それはあえて僕は苦手だけれどホラー映画にして吊り橋効果を狙うというものだ。
僕はかっこいい所を見せたくて「ホラー映画見よ」と言ってみた。
華凜は楽しそうな声で「いいよ!」と答えてくれた。
僕は急いで吊り橋効果について確認した。
{吊橋効果とは}
【恐怖や不安を一緒に体験した人に恋愛感情を抱きやすくなる心理効果のこと。】
と携帯で調べたところ記されていた。
これはいけると僕は確信した。
「華凜いつにする?」
「いつでもいいよ!」
「じゃあ今度の金曜日にしない?」
「空いてる!その日にしよう!」
「18時50分でいい?」
「いいよ!」
こうして華凜とホラー映画を見ることに決定した。