殴り合うつもりだったのか?
あれ?僕、、、今まで何してたんだ?
僕はベッドで寝ていることに気づきスマホで時間を確認する。
すると三日後の朝、伊勢原さんの死体を見つけた日の朝だった。
「恋、おはよぉ、、、」
華凛は眠い目を擦り
「やっと今日だね」
僕はなんのことかわからなくてポカーンとしていたら
「恋?今日は伊勢原さんを助ける日だよ?」
「あぁ、うん」
そうか僕たちはそれが目的で過去に来たのか。
なんで一番大事なことを忘れていたんだよ、、、
「ごめん僕あの時から記憶がないっていうか、、、」
華凛はやっぱりと言い、僕の記憶がない間のことを詳しく教えてくれた。
僕自身は意識を失って倒れていたのかと思っていたが、僕は普通に元気いっぱいだったらしく、いつもの僕とあまり変わったことはなかったと。
ただ、ひとつだけあるとしたら僕は一回も瞬きをしていなかったらしい。
「瞬きをしてなかった・・・?」
華凛は違和感を感じ引き返したらしい、、、それは八番出口か。
冗談はおいといて華凛は僕(仮)の行動を観察したらしい。
その結果特に怪しいことはなかったが1人で部屋にこもり、何かと話していた声が聞こえ、部屋に入るとそこには僕(仮)1人しかいなかった。
「僕は何をしてたんだろう」
その後僕たちがこの館に来る日になり、清麗さんに僕たちをこの館に連れてきてもらえるよう頼んで僕たちをこの館に連れてきたらしい。
と言うことはここからが本番だ。もし僕たちが見つかってしまったら終わりだ、あの日の行動パターンをしっかり思い出して動く必要がある。
2人で話していると、翔がきて
「2人とも!時間だ」
「行こう!」
「おう!」
僕たちは急いで死体のあった場所へ向かう。だがもうすでに死体はあった。
「遅かったか」
「そんなことなさそうね」
「え?」
「犯人自らお出ましよ」
「新しい執事か?」
修司はからかうようにいった。
僕は修司の手に目を向ける。
黒い引き金がついたブーメラン状の物体を構えて一言
「殴り合うつもりだったのか?」
どっかの映画で聞いたことある名言を言い引き金を引く
修司の手にあるのはピストルだ。
僕はとっさに声を出した。
「危ない!」
と思ったときには遅かった。
バンッ
耳が引き裂けるような爆音が屋敷の廊下に響いた。僕はまず自分の体から血が出ていないか確認する。結果傷一つないことがわかった。
次は華凛。ぱっとみ大丈夫そうだ。ていうかよく見てみると、胸でかいんだな。嘘ですすみません。
そんなことを思っていると、僕の視界の端で血を流しながら倒れている幼馴染がいた。
「に、げろ、」
翔は喉に血がたまりうまく話せていない。
僕は死にそうな幼馴染を見てパニックになる・・・ことはなかった。
僕はすぐに手を修司に向け、素早く開くそして
『ウィンドアロー』
とさけんだ。
その瞬間修司は廊下の端まで見えない力によって飛ばされた。
「成功だ」
僕は静かに呟いた。
そんな事を言っている場合ではないと思い僕はすぐ翔のところへ走る。
「華凛急いで!」
僕は華凛に大声を上げた。




