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僕の初恋相手は魔女だった。  作者: おっちー
25/30

三日後から来た

気がつくと華凛と翔は寝ていた。周りには修司さんはいない。僕は2人を起こした。

「はぁ。あれ?どうなった?」

「ZZZ」

「よくわかんないけど戻ったっぽい」

僕は華凛にスマホを見せた。

「まずい!結構昔に戻っちゃったみたい、、、」

「ってことは殺される前ってこと?」

「そうっぽいね」

僕がスマホを見ると元いた時間から三日ほど遡っていた。

「ここからは気を引き締めていかないと!」

「伊勢原さんがいつ殺されたかはわからないわけだし私達はまだここにいなかった頃だから、誰かに見られたらまずい」

僕達は資料室で覆面を見つけ、それをかぶり手がかりを探した。

「これ被っときゃとりま大丈夫っしょ!」

すると後ろから聞き覚えのある声が

「動くな!」

「伊勢原さんだ!」

「逃げろ!」

「なぜ名前を知っている?!」

「あ・・・」

「とにかく逃げろ〜!」

僕達はなんとか逃げ切ったが、すぐに館内に僕達のことが報告された。

物置部屋のようなところに避難し、息を整える。

「まさか本当に俺達だったとはな」

「ね」

「というかあれは本物?」

「さっき死体はなかったからそう考えていいかも」

「そうだね」

「これから伊勢原さんが殺される」

「伊勢原さんを助け、未来へ戻る」

「戻るためにはどうしたらいいの?」

「それはわからないけどなにか手がかりがありそう」

「あ!これ!」

いかにも怪しい本があったので手に取り、みんなで読む。

【清麗の日記】

私はこの館のある掟を犯してしまいました。

時を遡ってはならないという掟を。

遡った理由としては、私の息子清久がある日誰かに殺されていたのです。

その犯人を突き止めるため、過去に来ました。

ーーーていたのにーーーをしたーーーーー犯人でした。ーーーーーーーーがいたのです!


「これで終わりっぽい」

「ところどころ黒く塗られてる」

「っていうか、清久さん?って殺されたんだ・・・」

待てよ?過去にしか行けないって・・・

「・・・清麗さんは帰れたってことだよね?」

「そう言うことになるね」

「帰り方を教えてくれればあとは伊勢原さんを助けるだけなんだけど」

「そうだね」

「でもさ、そんな簡単に助けられるのかな?」

映画で聞いたことがある。過去に戻った時は石の一つも動かしてはならないと。未来が変わってしまう可能性があるからだ。それと、自分たちとあってはならない。

「恋の言う通り助けられる確率は低いかも知れない、だけどまた過去に戻ればいいだけだよ」

そうだな、未来なんてどんどん変えていけばいいんだ。

「そうだね」

「じゃあいこうか!」

「うん!」

僕たちは伊勢原さんの死体があったところへ向かうが、まだ死体はなかったので誰にも見つからないようにして、未来へ戻る手がかりを探す。

「清麗さんに会えば、戻る方法を教えてくれるかもしれない」

「でもリスクが高すぎるよ」

華凛の言ってることもわかる。今、清麗さんは僕たちのことを知らない。ましてや、侵入者として探されているんだ。怖がらないわけがない。

そんなことを思っていると、

「あらあら、侵入者さん」

聞き覚えのある声が聞こえ、素早く振り返り両手を上げる。

「楽にしていいのよ、怖くなんてないから」

「清麗さん、これは、、、」

「おい・・・」

なんで翔は名前を言うんだよ、、、

「やっぱり、使ったのね」

ここは無駄な言い訳をするより、、、

「すみませんでした」

僕は正直に謝った。

「大丈夫よ、私も使ったわ」

清麗さんの声からは優しさと悲しみが感じられた。

「少し聞いていいかしら?」

「はい」

「いつから来たの?」

「三日後です」

日本語が変な気がするが間違ってはない。

「何をしに?」

「言いにくいのですが、伊勢原さんの死体を見つけました」

「なるほど」

ここで翔が口をひらく、

「未来に戻るにはどうすれば?」

すると清麗さんは悲しそうな表情になり、

「自分を殺すことよ」

「え・・・」

僕たちは声が出なかった。

「この時間軸の自分を殺して、なりすますの、、、」

そこからずっと説明をしていたが、何も入ってこなかった。僕は気づくと意識を失っていた。

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