告白
「今日は班で自由行動です。最低限のマナーを守り楽しみましょう」
【5分後】
「では自由行動スタート!」
ー数時間後ー
「楽しかったね」
「うん」
「ちょっとトイレ行ってくる」
「私も〜」
「俺らも〜」
「私も」
部屋の中は華凛と僕だけになった。
「みんな行っちゃったね・・・」
ー5分前ー
華凛はトイレに行った。
「みんな、僕今日華凛に告ろうと思うんだ」
「やっぱ好きだったのね」
「じゃあ俺たちトイレ行っとくよ」
「二人だけになって告りな」
「う、うん。みんなありがと」
「頑張って恋!」
ー現在ー
僕はみんなに協力してもらってるんだ。初めて感じた感覚、ずっと一緒にいたい、話している時間がすごく幸せ。華凛は何か僕に隠しているようだけど、無理に聞く必要はないか。それにしても何から喋ればいいのだろうか、、、
ここは他愛もない世間話からか?いやちがう。こういう時まっすぐに告白したら成功率は上がると聞いたことがある。ここは思い切って言うべきだ!!
「華凛、好きです。付き合ってk、、」
(あれ?口が勝手に閉じて、開かなく)
「私が魔女だって言っても好き?」
(え?)
魔女?そんなの漫画や小説の世界でしかきいたことない。俺も中学生の頃は異世界系を見て、スマホで呪文を調べ、声に出して読んだものだ。『ウォーターボール!』とかね。たぶん今華凛はその時期なんだ。そう、これは薬のない病気。中二病だ。
「今も恋の口を封じているんだよ。私が魔女だって聞いて逃げていく人はたくさんいた。恋も逃げるんでしょ?恋は私が初めて本気で好きになった人だから、逃げてほしくないんだ。だから私から」
まただ、意識が、、、
「待て!」
「恋?」
「魔法なんて知らねえよ」
「え?」
「本当に華凛が離れていきたいんだったら好きにしろよ」
「わ、私は恋が、、好き」
「もし俺に少しでも不安を感じたらすぐ離れていい。だけど俺はお前を離さねえから」
華凛はいつもの恋じゃないということに気づく。
「恋大丈夫?」
華凛は恋に手を向けて目いっぱいに開き、『ブラウンオペ』とつぶやく。すると恋は身体から力が抜け倒れ、華凛は慌てて身体を支える。恋はすごく疲れているように見えた。
数分後
「あれ、ごめん。なんか最近よく記憶が飛ぶんだよね。もう一人の自分っていうか・・・」
「///」
「華凛なんか顔赤いよ?もしかして俺変なこと言った?」
華凛は照れているようだ。
「ほんとごめん!傷つくこと言ってない?」
華凛は静かに頷いた。
「なんて言ったか教えてくれない?」
言ってくれる気配はない。
「かりn」
「恋、どこまで覚えてる?」
なんか食い気味に聞いてきた。
「全く・・・」
「落羽恋さん」
「どうした急に?」
「好きです付き合ってください」
「え・・・」
よくわからない感情になった。僕は決めていたんだ。今日告白するって。みんなにも協力してもらって。絶対成功させるって。嬉しい感情と同時に悔しい感情が現れた。
ポタッ
僕は気づいたら泣いていた。
「恋?」
「ごめん。涙が勝手に・・・」
ぎゅっ
華凛が僕に抱きついてきた。
「華凛?」
華凛も泣いているみたいだ。
「か、、り、」
うまく話せない。少し落ち着いてから、口を開き、
「華凛ありがとう。僕も華凛のことが、、、」
ガチャ
「失礼しまーす」
葵の声が聞こえた。
「恋どうだった?」
翔の声も。
「あ、お取り込み中?」
絵里香が僕達のことを見ていった。
「なんでふたりとも泣いてんの???」
僕の涙は一気に上がった。
「お前ら・・・今いいとこなのに!!!」
その後、肝試しの時間になった。僕達は15組目の最後だ。なんか仕掛けられてるに違いない。
「そろそろかな?」
すると14組目が帰ってきた。
「どうだった?」
「めっちゃ怖かった」
「がちか・・・」
「行こう!」
「うん!」
僕たちが進んでいくと14組目の2人はどこかに移動したらしい。音が聞こえた。
こういうのはだいたい曲がり角で出てくることが多い。ここで驚かしてくるだろう。ここはいっちょかっこいいとこ見せますか。
僕は右側でガサガサ音が聞こえたから右を警戒した。すると後ろから
「恋!告白成功おめでとう!」
「わあああああああ」
僕は全速力で逃げ回った。




