楽しい修学旅行・・・?
ー修学旅行当日ー
「楽しみだねー」
「そうだね!!最初どこ行く?」
みんなどこに行きたいとかはないらしい。
沈黙の中、絵理奈が口を開く。
「近くにいい神社があるから行きたい!」
「えー、まぁいいよー」
「やったー!」
ー神社ー
鳥居を潜ったら何故か寒気がした。一気に静かになり、カラスの鳴き声だけが響き渡る。
「えー、なんか気味悪いー」
「そんなこと言うなよ、、、」
「えー怖いのー?」
「べ、別に??」
「ふーん」
「え、でも誰もいないよ?暗いし。」
「まぁでも、呪われるわけじゃないし」
「まぁでもすぐ帰ろ??」
「いいよ、私も気分悪い」
僕たちはお参りをしてすぐに神社から出た。
「恋はなにお願いしたの?」
「え?」
「ねぇねぇ教えてよ!」
僕は『華凛と付き合えますように』と心のなかで唱えた。それを今本人に言ってもいいのかは神も仏も知らないだろう。
「こ、こういうのって口に出したら叶わないって言うだろ?」
「えーつまんない!」
「お前と付き合えますようにってお願いしたよ!」って言えたらなぁ。
「まぁ叶ったら言うよ!」
その時全身汗ビッショリだったのはまた別の話。
「今日は遅いし、ご飯食べよう!」
「何食べる?」
「サトウキビ!!」
「翔!それは食べ物じゃないだろ!」
「恋、ナイスツッコミ!!」
はぁ。見ろよ翔誰も笑ってないよ。
「で、どこいく?」
「沖縄と言ったら~?」
「ゴーヤ!!!!!」
「やっぱりか」
僕は昔ゴーヤにトラウマを植え付けられた。この世で一番嫌いな存在だ。
「俺嫌いなんだよな、、、」
「なんか言ったか?恋?」
「い、いや、なんでも、、、」
「じゃあ、行こうぜ」
ーゴーヤを食べにいゴーヤ本店ー
「やっとついたー」
「にしても、名前ダサくね?」
「それな〜」
「で、みんな何食べる?」
「俺ゴーヤの肉詰め!」
「俺ゴーヤチャンプル!」
「私は無限ゴーヤっていうのを食べてみたいです!」
「私はゴーヤの天ぷら食べようー!」
みんなどんどん食べるものが決まっていった。
そんな中メニュー表にカレーがあった。僕はゴーヤが嫌いなのでカレーにした。
「恋〜!wwなんでカレーなんだよ〜!ww」
翔は幼馴染なのでゴーヤが嫌いだとわかっていたが、イジっているのだ。
僕は翔を睨む。
「ごめんて、恋。」
他のメンバーは何が起こっているのかわからなかった。
「恋?もしかしてゴーヤ嫌いだった?」
「別にそんなことないよ、、、」
華凛は申し訳無さそうに聞いてきたが、僕は嫌いだと言い出せなかった。なぜならこの修学旅行で告白しようと決めていたからだ。少しでも好感度を下げたらだめだ。
そんなことを考えていたら、料理が届いた。
「いっただっきま~す!」
パクっ
「うっま〜!」
「やっぱゴーヤは最高だな〜」
「#ゴーヤしか勝たん」と絵里奈が言った。
「それな〜」
と華凛。
続けて葵も
「おいしいよねー」
僕はゴーヤを食べていないので愛想笑いしかできなかった。
にしてもこのカレーがうますぎる!!
「カレーうんまっっ!」
「どれどれ〜」
パクッ
「うんまっ!!」
「おい!翔!勝手に食べるなよ!」
「ごめんごめんw」
「待って!私も食べたい!」
「私も!」
「俺も!」
この瞬間、班のみんなと仲良くなった気がした。
「ごちそうさまでしたー!!」
「いやーうますぎた」
「満腹満腹!」
「カレーが特に!」
「それな!!」
僕のだけどね。
「じゃあ宿行く?」
「その前に!やっぱり夜更かしするでしょ?そのためには、夜食とか買っておこう!」
「うわ!それめっちゃいい!」
「じゃあコンビニ行こー!」
ーコンビニー
「うーんどうしよっかなー」
「あ!イカそうめんだ!これにしよー!」
「あ!ハイチューのシークワーサー味だ!うまそー!これにしよ!」
「やっぱり、夜更かしの飲み物といえば、モンスターだよね!!」
「いや、ZOMEだろ」
「いや、モンスラーだね」
「もう!争いごとはやめよ!」
「そうそう、せっかくの修学旅行なんだから、楽しく過ごそうよ!」
「う、うん。モンスラーもいいよな!」
「ZOMEもいいよ!」
そんなこんなで夜更かしの夜食が決まった。
ー宿ー
「えーー!1つの部屋しか空いてないー!?」
「どうするんだよ!」
「知らないよ!ちゃんと2つの部屋、予約したよ」
「すみません!こちらのミスで、、、代わりに6人が入る部屋を用意しますので!!」
「いや、大丈夫ですよ!お顔をあげてください。」
「い、いえすぐ用意します。」
宿の人がすぐに電話をした。
「まぁ、一件落着?」
「そうだな」
「部屋が用意できましたので、この番号の部屋に行ってください。」
S-444
「えーと、あ!あった!」
「早く入ろー!」
「え!ひろ!」
「すっげー!」
「一石二鳥だな!」
翔は何言ってんだ?
「え?何が?」
「予約ができてなくてこの部屋にいる。ほら!一石二鳥じゃん!!」
「お前小学校からやり直してこい」
「え?何が?」
本当にこいつは根っからの馬鹿だな。
「まぁとりあえず、お風呂入ろ!」
「入りたい!どんな感じなんだろ〜!」
「早く行こ!」
ーお風呂ー
「うわー!ひろ!!」
「ここで1つ提案がある!」
「なになにー?」
「女子風呂を覗こう!!」
「うわ!それめっちゃいい!」
なんで葵も乗っかるんだよ・・・
「やめとこーよー、、、」
僕は全力で止めることができなかった。なぜなら、、、この話はやめておこう。
「ほら!行くぞ!」
「男子諸君!このようなことは真似しないように!」
「誰に言ってんだ?翔」
「気にするな」
「俺トイレ行ってくるから先向かって」
「えー俺も行きたーい」
「じゃあもうみんなでトイレ行ってから行こうぜ!」
ー女子風呂ー
「絶対来る」
「何その予感」
「100%来るよ」
かすかに聞こえてくる3人の声。
「ほら来た」
「ヤバー」
「・・・」
あ、目が合った。
「こ、これは違うんだ、華凛」
「・・・」
華凛は僕たちのことを睨んでいる。いや、僕のことを睨んでるんだ。
「なんで脱いでないんだよ、、、」
と小声で翔が言った。
「当たり前じゃん!!」
と絵里奈が言った。
「ざんね~ん、、、」
そこまで見たかったのか?我が幼馴染よ。
「コロすぞ!」
渚が怒った!いつもは静かなのに・・・
「え、言い過ぎちゃう??」
「とりあえず」
「出てけーー!!」
ガッシャーン
「なんで脱いでなかったんだろ」
「だから言っただろ!やめとけって!」
「急にどうした?恋」
「華凛の顔見た?」
僕は怒鳴るように言う。
「あんな顔見たの初めてだよ!」
「ご、ごめん、、、」
空気は一変した。僕は怒りのあまり部屋を出ていく。
今日こそ僕は告白するって決めたのに、、、どうして、、、




